2023年重賞戦記 12/3 ばんえいオークス ~レビュー追記~
過去10年の「人気」「枠」「騎手」
ピックアップデータは
「前走クラス」「直近3走」
■人気別 馬券圏内入着回数
1番人気:1着4回/2着1回/3着1回
2番人気:1着3回/2着2回/3着1回
3番人気:1着0回/2着2回/3着0回
4番人気:1着1回/2着1回/3着2回
5番人気:1着0回/2着2回/3着2回
6番人気:1着0回/2着2回/3着0回
7番人気:1着0回/2着0回/3着2回
9番人気:1着2回/2着0回/3着1回
10番人気:1着0回/2着0回/3着1回
最低人気からも入着があり。9番人気が2勝している、なかなか荒れるレースです。
■騎手:3着以上入着が3回以上の騎手をピックアップしてみました。
鈴木騎手 :1着3回/2着1回/3着2回
西将太騎手:1着2回/2着2回
藤野騎手 :1着1回/2着1回/3着1回
鈴木騎手の成績が抜けています。鈴木騎手はルイズの手綱を取ります。西将太騎手が好成績なのですが今年は手綱を取る馬がいません。
藤野騎手はスーパーチヨコの手綱をとります。
■枠:馬券圏内に入着した回数を馬番ごとに記載します
着/枠 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 2 | 0 |
2着 | 1 | 0 | 2 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 |
3着 | 2 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
2番と6番が3勝しており、入着回数は4番が最多の6回です。
今年2番にはルイズ、4番はタカラヴェルベーヌ、6番はバンユウジョオーがはいりました。
■前走
前走条件別のオークス成績を調べてみました。
条件:【1着.2着.3着.着外】3着入着率(小数点以下切り捨て)
3歳OP(ばんえい菊花賞):【2.1.0.0】100%
A1:【0.0.0.1】0%
A2:【0.0.0.1】0%
B1:【3.1.1.1】83%
B2:【1.2.3.6】50%
B3:【2.3.2.16】30%
B4:【2.2.2.25】19%
C1:【0.1.2.19】13%
Aクラスの2頭はコウシュハサマーとシリウス。どちらも人気になって4着に敗れています。前走ばんえい菊花賞から直行した馬は過去3頭います。ミスタカシマ、イオン、サクラヒメです。イオンは菊花賞は7着に負けていますが、しっかり巻き返して連対しています。スーパーチヨコには心強い前例です。勝利数はB2~B4までほとんど同じ入着数ですが、母数が違うので入着率で言えばクラスが上がるごとに高くなっています。B1クラスの馬が居れば無条件で馬券に入れてもいいと思いますが、今年はいません。クラス上位はB2のルイズ、ベニサクラ、スーパーチヨコです。
【おまけ】ばんえい菊花賞
ばんえい菊花賞に出走した馬(着順問わず)でばんえいオークスで3着までに入着した馬は13頭
1着5頭、2着4頭、3着4頭です。すみません時間切れで着外までは調べきれなかったんですが、菊花賞出走はかなり優位なデータだと思います。
ベニザクラ、スーパーチヨコが今年はばんえい菊花賞に出走しています。
■直近3走
直近3走で連対のある馬(クラス問わず)の成績は
【9.8.7.45】34%
逆に連対の無かった馬は
【1.2.3.24】20%
直近3走のどこかで連対している馬というのは予想のファクターになりそうです。勢いをもって昇級してきた、あるいは上のクラスで頭打ちになっていないということも好走の条件になるのだと思います。これは昨年スイを全くデータから拾えなかったことを反省して上がり調子の馬を探すデータはないかな?と思って取ってみたものです。
イレネー記念でも割と有効なデータだったので2~3歳戦では近走好走は使えるデータかもしれません。。
直近3走で連対のある馬はリバティークイーン、ルイズ、ココロホマレ、バンユウジョオー、アバシリモミジ、スーパーチヨコ
【おまけ】馬体重
これも2~3歳戦に有効かなと思うデータです。
出走時1000㎏以上の馬の成績は【8.7.7.37】
出走時1000㎏未満の馬の成績は【2.3.3.32】
やっぱり大きいことはいいことです。前走馬体重ですが1000㎏を越えている馬は以下の5頭。
リバティークイーン、ルイズ、ミュウ、ゴールドクイーン、スーパーチヨコ
馬格、近走、前走、騎手、どれをとってもスーパーチヨコさんが◎になります。気がかりは外端枠でしょうか…過去10年外端枠の勝ちがなく、チヨコさん自身も外端枠に一抹の不安はあります。まだ10番で走ったことが無く、9頭立て9番の時は…あんまり成績がよろしくない…。それでもその他の条件を考えてチヨコさんが◎です。二番手は〇ルイズ、三番手は菊花賞出走し、クラスも上位なベニザクラ。あとは近3走の連対ははありませんが、馬格があって、他の出走馬より上位クラスのB3で3着のあるミュウ。4頭の三連複ボックスかなぁ。
データ的な予想はここまで…
といっても今回は推しと予想がほぼ一緒!あとは追加でチヨコさんから手広く名前の挙がった馬をワイドで流すくらいでしょうか(^_^)
今年はルイズ(オーナーの愛子さんがいつも素敵な手作り飾りをつくられています)やスーパーチヨコ(グッズをご依頼くださった方がいつも素敵な飾りを作られています)、中島厩舎のココロホマレ(調教師の奥様が素晴らしい飾りを作られています)と各馬の装いにパドックから大注目です!
レースレビュー
本当に熱戦でした。最後の最後まで分からない。本当に好レースでした。スーパーチヨコの坂を降りてからの脚もすごかったけど、ルイズも最後まで脚が止まらなかった!予想はピックアップした4頭で決まったのですが、いかんせん固い。綺麗に当てたのですがあんまり儲かっておりません(笑) 今年は実績上位が実力通りに決まった印象です。
ルイズは鈴木騎手が上手かったなぁ!坂下で行きたがるので、そのちょっと手前で一息いれて、障害下は止まらずに直行。息を入れていないわけではなくて息を入れるポイントを2障害下に置いていない。馬の気性を把握している鈴木騎手のファインプレーです。思えばこの障害のかかり方、ヤマノホシでも何度か見た記憶があります。道中も座りながら上手く止めて息をいれることに成功していました。
直行のルイズに対して、スーパーチヨコは坂下で十分溜めました。菊花賞で最後持たなかったこともあり、慎重に障害にかかった印象があります。その分、坂を降りてからは素晴らしい脚で…でもあとちょっとが届かなかった。そしてスーパーチヨコより先に障害を下りて、最後までスーパーチヨコに食い下がって1~2着と差のない3着だったベニサクラ。強い内容でした。ベニサクラはどこかで牝馬重賞を取って欲しいなぁ。
チヨコさんを応援していたので最後モニターの前でジタバタしておりました。でも3歳牝馬には厳しい重量、本当にみんなよく頑張りました。
そしてパドックが華やかだった~!私的ベストドレッサー賞はココロホマレ。いや、キレイでした。公式ツイッターで全馬のお飾りと顔アップしてくれたのが嬉しかったです。
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