真冬のばん馬観光記

麦音の冬遊びパークでムサシコマの曳く
ソリに乗れました
来年も続けてほしい素敵なイベントです。
それにしてもこのうっとりした顔!

 今回は車もないしさすがに競馬場とホテルの往復で終わるかな…と思っていたところ、ツイッターでこのイベントを知りました。あ、これいけるじゃん!最初の予定では初日に行くつもりだったのですが、マルホンリンクが1R出走…。予約入れていた時間ではパドックが間に合いそうもなかったので、黒ユリの翌日に予定変更。席が空いていてよかったです。

 ありがたいことに足寄の友人が月曜なら午前中仕事休みなのよ~と車を出してくれました。ちなみに最初は麦音へはバスと徒歩で向かう予定だったので、一応調べておりました。空港バスで帯広駅まで向かう途中、大通り34丁目で下車して徒歩20分くらい(笑) 友香さんにお聞きしたところ帯広駅から競馬場までくらいの距離ですよ…ということだったので、歩ける歩ける!と思っていたのでした。でも冬ですから…。足元は良くないしスノーブーツで大荷物。人にはお勧めできないルートです(笑)。

 麦音はますやパンのフラッグシップ店。日本一広い敷地があるパン屋さんで、私も毎年ばんえい記念ツアーの際に訪れているお店です。モーニング安くて美味しいんですよ!素晴らしく美味しい十勝産100%の小麦を使ったパン(店内で自由にチョイス)にスープとフライドポテトが+200円でついてくるという。小食な方ならワンコインでおつりが来ます。ただ、私はパン選びに悩んでついつい買いすぎるんですが…。

 その日本一広い敷地で、ムサシコマがソリを曳いてくれます。パン屋の店先をちょろりと…という距離ではないんです(笑) そのパン屋の店先が本当に広い(11,000平方メートル)のです。雪ソリのお時間は30分。人参タイムもしっかりあって、本当に楽しいアクティビティです。

折り返し地点で前の席と後ろの席が入れ替わり。みんな前に乗れるんです(^_^)ということで折り返しの出発のシーン

 折り返し地点で、一旦皆ソリを降りまして、ふれあい人参タイム。その後鮮やかなUターンシーンを見学。再びソリに乗って麦音へ帰ります。この動画だとちょっとわかりにくいんですが、急カーブの時、コマちゃん前脚クロスしてきれいに曲がるんですよ。馬の横脚運動って自然な動作としてはあまりやらない動きだから、ソリを曳く中で覚えたんじゃないかなぁ。働くお馬さん!という姿が見られて感動しました。

身支度をしてもらっています。
入場はめんこ付き(^_^)
風景と馬ソリだけで、
とても楽しめます。
ソリの前部分はばんえい競馬を彷彿とさせます
人参タイムの一コマ
ちっちゃい子でも安心して
人参をあげられます。
コマちゃん大きな口をあけますが
お行儀はいいんです(^_^)
でも、この子も勇気あるなあ
スマホのフレームに収まらない
この距離感!
コマちゃんは重役出勤です(笑)
麦音へもこの馬運車で出勤します
ミニカーリング場があるんですよ。
となりはウッドカーリング。
木製のカーリングがあるって初めて知りました。
馬そりカフェの看板が
馬のぬいぐるみに覆われていました(笑)
お値段1500円
飲み物と軽食パンもつきます。
私はホットレモネードもらいました
はなさんの編みぐるみグッズショップ。
馬の尻尾研究室のかわいい缶バッチも置いてありました!
かわいい~!が詰まった冬遊びパーク限定の
ばん馬ショップです


 この冬遊びパーク、今年が2年目だそうでとても素敵なイベントです。カーリング場ができたり、ソリ滑りを楽しむ雪山があったり。かわいいばん馬の編みぐるみショップも出ています。地元のお子さんたちの遊び場として、ということですが観光としても素晴らしいスポットだと思います。また来年もやってくれたら、黒ユリ賞とくっつけて遊びに来たいなと思いました。

 帯広動物園の中に、ばん馬厩舎ができて一般の人がブラシをかけたり人参をあげたりできる…という話は聞いていて、ぜひ行っておこう!と思っておりました。冬期の帯広動物園は開園時間が非常に限られているので(土日祝日の11時00分から14時00分)冬に行く場合は日時に気を付ける必要があります。ただ、もし来年冬遊びパークがあるとして、コマちゃんの馬そりも土日祝なので、くっつけていくのがおすすめです。麦音と帯広動物園は近いので(^_^)

 ただし!ふれあいタイムは12:00まででした…。うっかりしておりました…。ホテルに忘れ物を取りに寄ってから行ったら10分ほどの差で逃してしまいました…。先に動物園の方が良いかもしれませんね。麦音でランチも楽しめますし。動物園の入場料は420円なり。
 私の友人はこの動物園でボランティアをしていたので非常に詳しくて、アテンドしてもらいました。トラ、ライオン、白熊といった動物園ならではの珍しい生き物たちと一緒に、エゾシカ、エゾタヌキ、キタキツネ、シマフクロウ…保護されてきた子たちが展示されているのだそうで…さすが北の大地。なんというか現地調達感が新鮮です。

荒川弘さんが描かれた看板!
JRAがお金出しているんだ…
ムホウマツゴロウさん
奥にちょっと見えるのがトラシゲさん
ふれあいタイム終了で広々とした馬場でくつろいでいました
紹介がマニアック…
アローファイターの子なんだ
思わず日本馬事協会のサイトで
兄弟近親調べちゃいました(母の父はウンカイです)
キタノイチオクの子
母の父一番
マルゼンバージ(ばんえい記念馬)の
全兄弟で純血ベルジャンです。
トラシゲはベルジャンの血が濃い馬です
友達と二人で「大流星鼻梁白鼻~~」
ここまで細かく言わなくてもって
突っ込んじゃいました(笑)
そして、どこかで見たイラストが(笑)
始祖鳥、もともとサイト用アップ時に
ゆる~~く描いたんですよ。
通じるのかな(^_^;
もっとちゃんと描いておけばよかった(><)

 ふれあえなくて残念だったんですが、びっくりです。ここで自分のイラストと出会うとは!川崎競馬場のばんえいイベントで見かけた時も驚きましたが…。動物園の解説看板ですよ!思わずひえ~~~~!って声出しちゃいました(笑) ばん馬の始祖ということで始祖鳥モドキを添えたのはネット上での軽いお遊びで…ここに載せちゃうの?いいの??始祖鳥って子供たちに伝わるの???色々不安を覚えましたよ。なんだかちゃんと描かなくてごめんなさいってパネルに謝っちゃいました(^_^;

フクスケ君、でっかい!

 最後は言わずもがな、競馬場内のふれあい動物園。ばん馬の乗り場ができていました。こんな素敵な設備、いつできたんだろう?すごく便利!ちょうどフクスケ君が出ていて乗れました。私の前はご家族三人で記念撮影。三人乗ってもぜんぜんヘッチャラ!こんな素晴らしいことができるのもばん馬ならではです。人参も200円分購入してハクウンリューたちに上げてきました。ふれあい動物園の人参は1カップ100円と観光牧場としてはとてもお安いのですが、結構な量が入っています(普通の観光牧場の倍はある)。でも瞬殺です(笑)。そして馬場では服部調教師が付きっ切りで子供たちをポニーに乗せていていました。小走りで引いて速歩させてたな~~~(笑)。観光引馬で速歩だすのってここだけじゃないかな。子供も楽しそうだし、馬乗りの楽しさを無料体験できる素晴らしい施設です。というより素晴らしいのは服部調教師です。いいもの見ました(^_^)

 観光…ではないのですが、図書館に行ってきました。郷土史コーナーにばん馬の資料ないかな…と思いまして(^_^)結構時間がパツパツだったうえにちょっと迷ってしまって(笑)20分くらいしかいられなかったのです。どんな本があるだろう…といろいろ物色して見つけたのがばんえい年鑑の引退馬特集。これは市営協議会の会報の巻末にある定年引退馬の紹介部分の抜粋だと思うのですが、1冊にまとまっているし通算の成績も載っていて感動モノでした。今度もう少し時間に余裕を見てしっかりコピー取ろうと思います。

馬産に関する資料は
このくらい…
写真集などが置いてある
ばんえいのエリアにありました
これが今回の収穫です!
おそらく市営協議会の
会報の引退馬写真を
集めたものだと思います。
楓朝の代表産駒の一頭
キョウエイ!
1章のインデックス
マツイサム(メジロゴーリキの曾祖父)
の名前があります。
時間が無くてコピー頼めなくて残念です。
また次回!

 おまけ中のおまけなんですが、今回帯広で食べたものの中で一番感動したのが、帯広六花亭ガーデンのモーニング!帯広旅行でお車を借りる方はぜひとも体験してみてください。9時~10時半までのサービスです。休日ということもあって、9時半には満席になっていました。ホテルのラウンジで朝ご飯を食べているような贅沢な時間でした。

お品書き。コーヒーとサラダはお代わり自由です。
お値段にびっくりしますが
サービスはホテルのラウンジのようです
街中の本店喫茶室に負けない高級感がありました
夏は緑が美しいのだそうです。
とにかくパンが美味しい!
なかの具はシーズンによって変わるのだとか
とりあえずケーキも頼まないと!
店頭のケーキを頼めば運んでくれます。
2月のケーキフォンダンショコラ