2023年度重賞戦記　1/3　天馬賞　～レビュー追記～

過去10年の「人気」「枠」「騎手」
ピックアップデータは
「ばんえいダービー」

■人気別　馬券圏内入着回数
【１着.２着.３着.着外】
１番人気【7.2.0.1】
２番人気【1.3.4.2】
３番人気【0.2.3.5】
４番人気【1.2.0.7】
５番人気【0.0.2.8】
６番人気【1.0.0.9】
７番人気【0.0.1.9】
８番人気【0.1.0.9】
前日の帯広記念とは打って変わって非常に固い重賞です。１番人気の連対率は９割です。４番人気以内で１～３着も25頭出ており、素直に新聞のしるし通りに馬券を買うのが良さそうです。

■騎手：３着以上入着が３回以上の騎手をピックアップしてみました。
鈴木騎手　：３勝／２着１回／３着２回
藤本騎手　：１勝／２着２回／３着１回
藤野騎手　：１勝／２着２回／３着１回
阿部騎手　：１勝／２着１回／３着２回
藤本騎手、藤野騎手、阿部騎手…ベテラン騎手の活躍が目立つレースです。なかでも鈴木騎手の成績が抜けています。今年はキングフェスタの手綱をとります。藤本騎手はホクセイウンカイ、藤野騎手はヤマカツエースの手綱をとります。

■馬番：馬券圏内に入着した回数を馬番ごとに記載します

世代戦なのでほぼフルゲートなのですが、除外や取り消しによるフルゲート使っての９頭だてが３回あります。特筆するのは５枠の２着５回。今年はクリスタルコルドが入りました。

■ばんえいダービー
明確な関連性があるレースです。世代重賞の定量戦というのはイレネー記念とばんえいダービーとこの天馬賞の３戦のみ。明けて３歳のイレネー記念だと早熟性がモノを言う場合もあるのですが、ダービーの時期にはみんなそれなりに成長していて、天馬賞が占えるのだと思います。
ばんえいダービー１着【６.1.１.２】
同２着【1.３.２.４】
同３着【１.３.３.２】＜未出走１＞
ダービーの勝ち馬は連対率７割。ダービー３着以内の馬は過去10年のうち８頭が天馬賞を勝っています。

【おまけ】牝馬
ことしはシンエイアロイ、ダイヤカツヒメ、アローリキヒメと３頭の牝馬が出走しています。
過去10年で牝馬が３着以内に来たのは４回。セイコークイン（2015年３着）、ミスタカシマ（2020年３着）、サクラヒメ（2023年１着）、ミソギホマレ（2023年２着）。これら４頭に共通する条件は「クインカップ　３着以内」「710㎏以上で３着以内入着」です。

今年はシンエイアロイがクインカップ２着、720㎏で３着（710㎏なら２着）。アローリキヒメはクインカップ１着、700㎏で１着。ダイヤカツヒメがクインカップ４着、715㎏で２着。両方の条件をクリアしているのはシンエイアロイです。とはいえ今年は例年になくハイレベルで、OP馬が５頭もいるメンバー。かなり厳しい戦いになりそうです。

　ダービー上位３頭が４歳３冠も順当に上位３着を固めている中、ツガルノヒロイモノがオープン特別を４連勝と素晴らしい充実ぶりを示してここに臨みます。でもここで１枠…。１枠に恨みはないんですがやはり◎が打てるか？というと…。どうもヒーティングが入ってから何かあるのか出目が悪い。ツガルノヒロイモノ自身、ざっと競走成績を眺めてみたんですが、冬場の１枠では成績が振るいません。ということで◎キングフェスタ　〇ヤマカツエースとヘッチャラ（同列です）▲にクリスタルコルド。クリスタルコルドは２年に１回２着がある５枠なので、この数字が増えないかな～という期待もあります。

…とここまでがデータからで…

ええ、ヘッチャラ◎です。買い目は◎と〇が入れ替わるだけであとは変わらないのですが(笑)。ここは単勝かな～(^_^)　がんばれ～ヘッチャラ！

レースレビュー

　いやあキングフェスタ強かった～～～。ここのところ第２障害に苦戦していたこともあって、１番人気ではあるものの、キングフェスタにしてはオッズは１倍台ではありませんでしたが、終わってみれば圧巻の三冠でした。鈴木騎手はホント取りこぼさないなぁ…というより年末年始重賞３連勝！さすがです。出脚よく第一障害まで先行して、道中息を入れながらも、先行馬と離れずに２障害手前につき、そこでさらに一息溜めて…道中も坂下でもしっかりためた分障害もすんなり。前とそう差のない４番手で下りる。もう降りた時点で勝つなと思いましたが、それにしても気持ちのいい弾け方でキャンターが爽快でした。この先、古馬重賞戦線でどれだけ活躍するのでしょう。楽しみです。
２着はツガルノヒロイモノ。１枠が…などと言ってすみませんでした。最後は一杯いっぱいでしたが果敢に先行して先に降りたヘッチャラを交わして、その後最後まで歩き切り２着を確保。強くなったんだなぁ。オープン特別４連勝はダテじゃなかった。世代を代表する馬になりました。
愛しのヘッチャラは銀河賞に続き、またしても３着。２着か３着か…先行力と抜群の障害力は連軸としては頼りになるのですが、最後キャンターで交わされる切なさを味わうことも多くて…でもこのメンバーで自分の競馬をしてしっかり馬券圏内に来るのです。素晴らしいと思います。ポプラ賞連覇を狙おう！
４着ヤマカツエース、５着クリスタルコルドはもう少し馬場が重ければ、２着、３着との間は詰まったかもしれません。とは言え、１～５着までは１番人気～５番人気。オープン馬５頭の決着でした。この５頭はこれからの重賞戦線で楽しみな馬達です。いつかこの中からばんえい記念馬がでるんだよな～と楽しみにしています。

馬券ですが…印付けてなかったんですがツガルノヒロイモノも買ってしまいました（だってパドック素敵だったんですよ…西将太騎手の勝負服とコーディネートしたリボン！）。キングフェスタとヘッチャラからのオープン馬３頭に３連複。でも、馬連、馬単、もちろん単勝などなど購入しているのでしっかりトリガミしております…。

レース結果