2023年重賞戦記 6/18 北斗賞 ~レビュー追記~

過去10年のデータから
人気・騎手・枠
ピックアップデータは「前走」「年齢」

■人気別 馬券圏内入着回数
1番人気:1着2回/2着1回/3着3回(着外4回)
2番人気:1着1回/2着3回/3着1回
3番人気:1着3回/2着2回/3着1回
4番人気:1着1回/2着2回/3着1回
5番人気:1着1回/2着0回/3着2回
6番人気:1着1回/2着0回/3着2回
7番人気:1着1回/2着1回/3着0回
8番人気:1着0回/2着1回/3着0回
4~7番人気でも1着が出ています。意外と荒れるレースです。

■騎手:3着以上入着が3回以上の騎手をピックアップしてみました。
藤野騎手:1着3回/2着1回
藤本騎手:1着1回/2着4回
西将太騎手:1着1回/2着1回/3着1回
鈴木騎手:1着0回/2着1回/3着3回
阿部騎手:2着2回/3着1回
藤野騎手の3勝が目立ちます。今年はコマサンブラックの手綱を取ります。

■枠:馬券圏内に入着した回数を枠ごとに記載します

着/枠12345678910
1着012113100
2着120112020
3着1122000301
10頭だて7回、9頭だて3回

7枠の3勝2着2回が目立ちます。今年は7枠にオーシャンウイナーが入っています。

■前走好走が好成績
前走はOP、あるいはOP・A1クラスの混合、5歳世代OP、または重賞に出走しています。
3着入着馬のべ30頭中、前走で3着以内に好走している馬は21頭です。
成績の内訳は
前走1着馬は10頭
前走2着馬は9頭

前走3着馬は2頭

前走連対していることが望ましいです。
また、5歳OPに出走していた3頭は全馬3着以内に入っています。(今年は該当馬はいません)

■年齢
5歳馬:1着0回/2着3回/3着2回
6歳馬:1着4回/2着3回/3着2回
7歳馬:1着3回/2着2回/3着1回

8歳馬:1着2回/2着0回/3着1回
9歳馬:1着1回/2着2回/3着2回
10歳馬:1着0回/2着0回/3着2回

6~7歳が好成績です。5歳馬は勝ちがなく、
10歳馬は3着までで連対がありません(今年は10歳馬の出走無し)

 出走表を眺めていると、前走3着以内の馬はメジロゴーリキコマサンブラックメムロボブサップオーシャンウイナーアオノブラックの5頭。インビクタは前走4着&他より20キロ重量が重たい&馬場も重くなりそう(晴天予想)ということで今回は見送ります。正直このクラスの馬たちで、700㎏台後半の20キロはそれほど大きなハンデではないような気もするので、3着までなら十分ありそうですが…。
 この5頭からどう絞る?と言ったら、素直にメムロボブサップとアオノブラックでいいのかなと思います。7歳馬、前走連対とピックアップの条件に当てはまりますし、データ云々以前に実績もずぬけてます。ではどちらに◎かと言えば、馬場でしょうか。当日8RのB1ー1クラスを目安にしようと思います。1分30秒台が出るような馬場だったらメムロボブサップ、40秒台後半以降が出るようならアオノブラックを◎にしたい思います。流す相手は冒頭5頭。オーシャンウイナーは勝たないまでもヒモとして面白そうです。大雪賞ではアオノブラックと差のない競馬をしていますし、この馬も早い時計よりパワー勝負の方が合っています。7枠がラッキー枠なのも心強い。
たまたまですが、騎手と枠で推せる馬がピックアップデータでも拾えます。メムロボブサップ&アオノブラックの2軸から3点流しでもいいかもしれません。(3連単怖くて買えない人です…)

…とここまでは「予想」。

 実際に買うのはゴーリキの単ゴーリキ軸のアオノブラックとメムロボブサップの馬連、この三頭の三連複。出走表出る前から決めていました(笑) だって好きなんだもん。(なら馬単にしなさいよ、とは言わないでくださいませ…最近ゴーリキ勝ち切れないんですよ…)1枠はポプラ賞で勝っているし多分大丈夫だと思います。でもきっとまた人気でコマサンブラックに負けるんだろうな…

ちなみに、昨年の過去10年データでも書きましたが、北斗賞は高重量戦を得意としている馬が活躍することが多いレースです。ばんえい記念や帯広記念の勝ち馬と縁があるレースなので、そういう意味でもばんえい記念の上位三頭で良いのかなと思っています。

レースレビュー

ばんえい記念でよく見ているし
かわいい顔をしているのでついつい描きこんでしまいます(^_^;
年末年始の繁忙期帯広記念とかダービーとか
このテンションで描き切れるんだろうか…

 アオノブラックが取消てしまったので、8頭のレースになりました。目安にしようと思ったレースのタイムは1分44秒。う~ん重くもなく軽くもなく…これではゴーリキのアドバンテージには全くなりません。そしてアオノブラックがいないとなればもう…。現役最強馬、メムロボブサップで仕方がない。強いレースぶりでした。

 レース前から多分無理だろうな…と思いつつゴーリキの単を買い、馬単も100円だけ。一番たくさん買ったのは馬連でしたけど、あんなに配当低いと…(^_^; ゴーリキさんがメムロボブサップに勝つためにはハイペースの消耗戦になる必要があったのですが、ハイペースを刻むはずのインビクタが、20㎏加増であまり積極的な先行策をとりませんでした。メムロボブサップも楽に先行できるペース。先に第二障害を越されてしまってはゴーリキに逆転の目はありません。二障害で勝負がありました。
 結局新旧ばんえい記念馬で決着がつき、北斗賞とばんえい記念の相性の良さを再確認できました。実はこの説を唱えたのはばんえいのオーソリティである矢野アナウンサーなんです。ソースは2017年の週刊競馬ブックです。オッズパークがばんえい記念の記事広告を競馬ブックに初めて掲載したとき、矢野さんが予想記事を書かれていまして、そこで北斗賞とばんえい記念の関連性を書かれていたのです。
 ただ…私のピックアップデータが空振りでした。3着、4着ともに前走は馬券圏外の馬が来ています。ミノルシャープはデータではちょっと拾えなかった…。思えば確率7割のデータですし…。「連対」に絞ったほうが良かったかなぁ…。昨年のデータ収集でも思ったのですが、古馬重賞ってなかなかこれというデータがないんです。同じようなメンバーが毎回当たるので、予想的には縦軸よりも横軸。その時の馬場や調子などが大きく左右するのだと思います。

 3着争いは離れて「ばて合い」。この表現はこれまた地方競馬、ばんえい競馬のオーソリティ斎藤修さんのブログから拝借しました。いや言いえて妙だなぁと思ったもので(笑) アアモンドグンシンは二障害で膝をつかなければあるいはミノルシャープを差しきれたかもしれないのですが…。グンシンはばんえい記念出走している年は、だいたい最初の1~2ヶ月は上手く障害が上がりません。今年は大病で長期休養後にばんえい記念を使っているので、より復調に時間がかかるかと思っていました。でもパドックではずいぶん馬体も戻っているし、いい雰囲気で歩いていたので、100円だけ三連複を買い足してしまいました(笑) やっぱりまだもう少し時間かかるかな……でも前半前々に着けて障害にかかり、膝をついても立て直してしっかり越せたので次のレースでは復活Vを期待できそうです。
 3着を期待したオーシャンウイナーはオープン級の「本気」にはまだちょっと力不足だったかな…。もしかしたら隣にアオノブラックがいたらついて行って全然別のレースをしていたかもしれません。

 でも今年のゴーリキは春から頑張っているなぁ…。そうそう、今回コマサンブラックより人気でもゴーリキ勝ちました(^_^)
 

レース結果