十勝帯広 ばん馬観光記 ~後編:ばんえい牧場十勝~
レンタカーを借りずに
いけちゃう牧場
十勝帯広にきて、馬好き観光スポットとして一番おすすめするのがばんえい牧場十勝です。かわいいばん馬の親子や育成中の若駒(調教中の若駒はタイミングが合えば)、ついこの間まで現役競走馬として活躍していた種雄馬などを見学することができます。放牧中の馬を見ながらランチやお茶もできますし、ここならではのお土産もあります。営業時間やアクセス、入場料金はリンクを貼りましたのでHPをご参照ください。
ばんえい牧場十勝のおすすめポイントがもう一つあります。それはアクセス。運転免許証をお持ちじゃない方も安心です。空港から徒歩15分(女性の足だとプラス2~3分でしょうか)でとりあえず「歩いていけます!」実はこれ、私にとっては大きなポイントでして…。一人旅でレンタカー。高くつくし普段半年に1回くらいしかハンドル握らないからおっかないんですよね…。できるなら車借りたくないんです。日高では致し方なく借りているんですが…レンタカーでセルフ給油ができないことを白状します。
バスで移動をされる方にお勧めなのが「ビジットトカチバス」という乗り放題パス。十勝管外在住の方ならだれでも使え、2000円で1日乗り放題です。帯広駅→ばんえい十勝牧場(空港)→競馬場→空港という今回の行程の場合、普通にチケット買うより1000円お得です。なお、レンタカーを借りずに何とかしよう!という方は、空港←→帯広駅は飛行機の着便数しかありませんので、よくよく時刻表をご確認の上、余裕をもって見学してください。くれぐれも私のように仔馬に見とれて、北の大地をランニング…なんてことの無いようにご注意を。
空港の敷地を出たらすぐにもう牧場の屋根が見えます(小さく)。5月は気候がいいし、お天気にも恵まれて本当に綺麗な散歩道でした。普段車で一瞬ですぎる道をあえて歩く。十勝の大地を実感できて楽しかったです。また、空港から歩いて行くと最初に牧場の裏手に着きますが、直進して看板のある所が入り口です。うっかり間違って入りそうになりましたが、入場券の購入や足元の消毒などがありますので、必ず入り口から入りましょう。消毒は伝染病などの予防のために重要です。用意されている消毒済みの長くつに履き替えて、さらに消毒液のマットを踏んで足裏を消毒してから馬のいるエリアに入ります。
入ったら…あとはカワイイ!の連発です(笑)
近いんですよ~!馬が!とっても!カメラを構えていると、人懐っこくて寄ってくる馬がたくさんいます。70~200mmのズーム望遠レンズとスマホで撮影していましたが、近すぎて途中で40mmのパンケーキレンズに換えました。寄って来るし可愛い…けど手を伸ばすのはグッと我慢。彼らはゆくゆくは競馬場で走る競走馬とそのお母さん。節度を持って1mは距離をとります。見学の際は牧場に貼ってある注意事項を良く守って人馬ともに安全に見学を楽しみましょう。それでもサラブレッドの牧場見学と比べるととんでもなく距離が近いです。
競馬場と同じ走路を
歩いてみる
育成のブロックでは競馬場と同じ砂を使ったコースがありました。さすがはジェイ軍団の本拠地です。調教は残念ながら見られなかったのですが、コースの脇のずり運動コースは普通に歩けます。足元はコースと同じ砂です。せっかく歩けるので歩いてみました。この日も前日も晴天で、とても乾いたいわゆる重馬場です。砂というより、細かい砂利です。思いの外深く長靴がズボズボ埋まります。なるほどこの砂利の上をソリひくんだな~。200mって結構ある…。いや…歩くだけで結構しんどい。本走路だとこれに坂があって、ソリを曳くのか…ばん馬ってすごい!実は出入口はゲート側しかないので、往復することになりますが、ばん馬になったつもりで体力気力に自信のある方はぜひお試しください。
名馬を間近で見る
種雄馬も見ることができます。見学に行った時つなぎ場にはキタノユウジロウ、マツカゼウンカイ、ジェイワンがいて、見学することができました。キタノユウジロウとマツカゼウンカイはばんえい記念ので観戦&引退式も見ていたので、ついこの間会ったような気がしますが、二頭ともスリムになっていました。(ばん馬は競走馬を引退すると細くなります。力士と似ていますね)
ここも特に柵があるわけではありません。ばんえい牧場さんは見学者の良心に任せてくださっています。ご厚意に感謝してちょっと距離をとって見学&撮影しましょう(^_^)
キタノユウジロウ
マツカゼウンカイ
ジェイワン
距離は取っているんですが、彼らの視界にはバッチリ入ります。「なんだこいつ?!」状態なので皆様カメラ目線をくれます。耳もピン!とこちらを向いてくれました。みんなカッコイイ!目の保養になりました。
カフェで
馬を眺めながらのランチ
入場券を販売しているログハウスではドリングと軽食が楽しめます。展示品やお土産も。見学した後の休憩にもってこいです。
おすすめは羊肉カレーと伺っていたのですが残念ながらお休み中のようでハンバーグカレーいただきました。
帯広のソウルカレー、「インデアン」風でとてもおいしかったです。窓の外には放牧中のばん馬。風景もごちそうさまでした。
お土産に買ったのはキーホルダー。市街地で見かけたばんえい競馬をモチーフにしたマンホールに感動したのは数年前。まさかこのマンホールのキーホルダー売っているとは!
500円也。勝負服は大河原騎手(現調教師)です。細部の再現も完璧でとてもよくできています。THE帯広、THEばんえいといういいお土産になりました。
見学、体験、食事、お土産とばん馬好きなら大満足のばんえい牧場十勝。ばんえい記念の時期は休業中なのですが、それ以外のタイミングでばんえい競馬に来られた際はぜひ立ち寄ってみてください。楽しいですよ~。
最後に…歩くならやっぱり気候のいい時期がいいです。それなりに距離あります(^_^;