イレネー記念回顧録

ばんえい記念の回顧録と時系列が前後してしまいますが、現地で見た来たレースなので、イレネー記念も写真をメインに観戦記を残しておきたいと思います。

雪降りしきる帯広競馬場

3月半ばに大雪警報のでている北海道、出立の前日に旭川朝一便に変更してもらい、今回のツアー同道者に富良野で拾ってもらうという強行軍で帯広に入りました。おかげさまでイレネー2レース前にはどうにかこうにか帯広競馬場にたどりつきました。つくづく思うのが友人に恵まれています。誰一人として、「大雪で欠航です」で諦めない。みんなどうにかこうにか手段を考えて、様々な手を尽くして帯広競馬場に向かっていました。
競馬場は本当に3月下旬?という大雪で…。パドックにはしんしんと雪が降りしきっていました。

イレネー記念の前のレースのパドック。アイドルホースのブチオを撮りましたが、この雪!よく飛行機最終便欠航にならなかったなぁ!

イレネー記念パドック

大雪だろうがなんだろうが、イレネー記念をどうしても見たかったのは、応援していたサツキヤッテマレの晴舞台だったということもあります。ご縁があり、生まれて間もないサツキヤッテマレとそのお母さんを見学させていただいたことがあったので、デビューからずっと応援していました。やんちゃで騎手がいつも座っている姿を見てはハラハラしたり、ゴール前での素晴らしい勝負根性(気性のキツさがいい面に出ている)に感動したりと、全出走レースを欠かさず観て応援してきました。とはいえ実際に見るのは初めてで、ふとましく、大きくなったなぁ!と感慨深く写真を撮りました。ほとんど親戚のおばちゃん状態です。

大きくなったなぁ!
顔かたちがなんとなくお母さんに似てる?

今後世代戦をリードしていくであろうキングフェスタ、この雪で私が◎にしたヤマカツエース、そしてこの世代の牡馬で一番のお気に入りヘッチャラを。

まだあどけない感じ。それでいてあのレースぶり!大物です。
きれいな馬なんだよなぁ…でもばん馬にしてはスタイルが良すぎるきらいも。
この目、この顔、この名前。お気に入りです。(正面顔のほうが"らしい"のですが今一つピントが甘くて(^_^;)

藤野騎手が「今日は軽いな」と言ったから3月19日はハズレ記念日

そして馬券の話ですが、スタートまでの移動途中、空を見ながら厩務員さんに藤野騎手が「今日は(馬場が)軽いな」と呟いたのが聞こえちゃったんですよ……。あ~これは藤野騎手、勝負に行くんじゃないかな?と勝手に思っちゃったんです。翔雲賞ではゴール前で止まってしまったけど、この馬場ならいけるんじゃないか、最後止まらないんじゃないか?悪くても馬券圏内はしっかり残すんじゃないか…と思っちゃったんですよ。
過去10年のデータを見ても、翔雲賞を見ても、キングフェスタでいいはずだけど…でもでもだって…。それじゃ配当つかないじゃない!ということで呟きに夢を託して…華麗にハズシました。

この時、藤野騎手のつぶやき越えが聞こえちゃったんです。
ここまでは想定内。ヘッチャラ、トワイチロ、ヤマカツが同じタイミングで越えた時、何かは馬券当たったと思ったんですけどね…

レースは2障害おりて最後直線半ば「成った!」と思いました。一瞬でしたけど。
ヤマカツエースは翔雲賞同様詰まりました。前半飛ばした分最後息切れした感じです。重量が堪えたんだな…と思います。藤野騎手はガンガン行って貯金貯めないと勝てないと判断したのではないでしょうか。勝負に行っての負けなので仕方がない。障害は相変わらず上手いしまだまだ見限らず追っかけて行こうと思います。
それにしても…いやあ、キングフェスタ強かったです。ごめんなさい。馬場が軽いってことは末も切れるってことでした。
キレッキレの豪脚一閃。まとめて交わしさって突き放しました。これはもう、天馬賞までこの馬が中心なんだな…と悟らされるイレネー記念でした。

やっぱりまだ子供っぽい。お母さんはヒロインズカップ勝ち、おじさんはばんえい記念勝ち、お父さんはばんえい記念2勝。将来が楽しみな馬です。