ばん馬こぼれ話 vol.1

帯広競馬場が先行馬有利と言われる理由の一つ。
脚色がいっぱいになっても最後のひと踏ん張りができるのは

「早くおうちに帰りたい!!」という強い気持ちがあるからなんです!

かつてばんえい競馬が4場(北見、岩見沢、旭川、帯広)で開催されていたころ、
それぞれの競馬場には直線200mで2つの障害という共通項はあるものの、それぞれ特色がありました。
障害の高さ、障害間の距離、2障害後の砂勾配などが微妙に違いました。
1996年のばんえいポケットブックによると、各場の特徴紹介が面白いです。
それによると「帯広」「岩見沢」がスピードタイプ、「北見」「旭川」がパワータイプむきと書かれています。

今ある帯広競馬場の特徴だけ引用すると…
「障害の勾配がきつく、また障害からゴールまでの距離が短いため、登坂力がものを言うコース。スピードのある先行馬に有利」。
とあります。

なお、厩舎を背にしてスタートする競馬場は旭川競馬場で「おうちに帰りたい」ブーストが効かないコースでした。
4場開催のころはコース適性も予想のファクターにあり、楽しめたのかな…と思います。