2024年度重賞戦記 9/22 銀河賞
過去10年の「人気」「騎手」「馬番」
ピックアップデータは「重量」「前走」
■人気別成績【1着.2着.3着.着外】
※10頭立て7回(取消1頭・除外1頭)、9頭立て2回(取消1回)、8頭立て1回
1番人気【5.3.0.2】
2番人気【2.1.1.6】
3番人気【1.4.1.4】
4番人気【1.1.0.8】
5番人気【0.0.3.8】←5番人気2頭の年あり
6番人気【0.0.2.7】
7番人気【1.0.0.9】←1着ヤマトタイコー
8番人気【0.0.3.7】
9番人気【0.0.0.9】
10番人気【0.1.0.6】←2着コマサンダイヤ
ハンデのある世代戦で、荒れるのか…と思いきや、1、2着は上位人気通りに来ることが多い重賞です。ただ3着は5番人気以降から出ることが多く、三連単や三連複のヒモは荒れる傾向にあります。連対で荒れたのが2021年のヤマトタイコー、コマサンダイヤの年。ただ、コマサンダイヤはイレネー記念馬、ヤマトタイコーは1冠目の柏林賞で3着と人気こそなかったものの、世代重賞の実績がありました。
■騎手:3着以上入着が3回以上の騎手をピックアップしてみました。
騎手名 :【1着.2着.3着.着外】
阿部騎手 :【3.1.0.5】
鈴木騎手 :【3.1.0.4】
藤本騎手 :【1.0.2.6】
長澤騎手 :【0.2.1.2】
菊池騎手 :【0.2.1.3】
島津騎手 :【0.2.1.4】
阿部騎手と鈴木騎手が3勝ずつ。今年は阿部騎手はジェイライフ、鈴木騎手はマルホンリョウユウに騎乗します。今回ホクセイタイヨウは所属の中村太陽騎手なのですね。2歳の時に1回騎乗がありますが大舞台では初の騎乗です。ホクセイタイヨウは生産者は祖父の中村光雄氏。タイヨウ&タイヨウ!楽しみなコンビです。
■馬番:馬券圏内に入着した回数を馬番ごとに記載します
着/馬番 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 1 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 |
2着 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 |
3着 | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 |
3・4歳の混合世代重賞、はまなす賞では中枠に入着が集中していたのですが、銀河賞は結構バラバラ。中も外も来ています。勝ち鞍が多いのは9番で、入着が多いのは5番。3着4回は目を引きます。今年は9番にアシュラダイマオー、5番にクリスタルゴーストが入りました。
■重量
ハンデ戦なので重量別の成績も取ってみました。【1着.2着.3着.着外】
690㎏【0.0.3.8】
700㎏【0.0.0.6】
710㎏【1.1.0.20】
720㎏【2.2.2.14】
730㎏【1.3.3.12】
740㎏【1.4.1.2】
750㎏【5.0.1.3】
ハンデ頭が実績通りに強い勝ち方をするケースが多いレースです。750㎏で勝った5馬は、キングフェスタ、メムロボブサップ、キタノユウジロウ、マルミゴウカイ、センゴクエース…うんうん。という名前です。ちなみに750㎏で3着は昨年のヘッチャラ。着外になった馬はマツカゼウンカイ、カイセドクター、ツガルノヒロイモノでした。メムロボブサップ、キタノユウジロウ、センゴクエース…といった名前を見ていると、銀河賞を750㎏で勝つような馬は古馬の高重量戦も楽しみなんだな…と思います。今年のトップハンデ馬はどうでしょうか?タカラキングダムが750㎏、マルホンリョウユウが740㎏で出走します。
3着は牝馬の最軽量か720㎏以上。700㎏と710㎏はいません。700~710㎏はあまり成績が良くないところを見ると、やはりハンデより実績なのだと思います。
■前走
前走どのクラス(レース)を走っていたかで成績を比較して見ます。【1着.2着.3着.着外】
オープン戦(マロニエ賞など)【4.2.1.2】
はまなす賞(3・4歳重賞)【2.1.1.8】
山鳩賞(4歳オープン)【2.0.0.1】
A1クラス【1.5.3.13】
A2クラス【1.1.2.9】
B1クラス【0.0.2.25】
B2クラス【0.1.1.6】←2着ホクショウサスケ、3着センゴクイチ
まず、Bクラス出走馬から勝ち馬は出ていません。連対馬も1頭のみです。勝ち馬は8頭が古馬オープンあるいは世代重賞、もしくは4歳オープン戦に出走している馬から出ています。また、B2クラスから入着した馬2頭は勝って銀河賞に出走してきました。Bクラスから買う場合は前走勝ちが条件です。山鳩賞を2着、はまなす賞1着、マロニエ賞1着と、タカラキングダムは勝ち馬の条件を十二分に満たしています。
■おまけ 牝馬
今年はスーパーチヨコが出走するので、牝馬の成績も。
【1.0.3.15】←勝ち馬は2022年ミソギホマレ
やはり分が悪いと言わざる得ないです。ミソギホマレはこの後、天馬賞でもサクラヒメの2着に入っています。この世代の牝馬はアバシリサクラが2歳重賞のナナカマド賞を勝っていて、牝馬が強い印象がある世代です。
また、牝馬の3着3頭はいずれも690㎏の軽ハンデでの入着でした。
ということで…前走「オープン戦」「はまなす賞」「山鳩賞」「Aクラス」「Bクラス勝ち」をピックアップすると、タカラキングダム、クリスタルゴースト、マルホンリョウユウ、ジェイライフ、スーパーチヨコの5頭。前走の項目でかいたようにタカラキングダムはこの3戦全て連対し、マロニエ賞を勝っています。マロニエ賞を勝って銀河賞をトップハンデ勝ちしたのはメムロボブサップとキングフェスタの2頭。ここに続くでしょうか? ここから入着の多い斤量740㎏ということで、◎〇はタカラキングダムとマルホンリョウユウ。人気通りですね(笑) 三番手評価は騎手と枠でクリスタルゴーストとジェイライフが横並びです。
◎〇2頭軸から3頭に三連複の流し…。
データ的には◎はタカラキングダムなんですが、心の◎はマルホンリョウユウ!10㎏タカラキングダムより軽いのは魅力です。まあ、それを言い出すと、はまなす賞で20㎏のハンデで0.9秒差2着だったクリスタルゴーストは、今回30㎏ハンデ貰える…というのもあるんですが(笑) でも馬場が重くなってタカラキングダムのキャンターが鈍れば…ここ数戦のリョウユウのレースは決して実力が足りなくて勝てなかったという感じには見えないので…。ここからあと2冠勝って欲しいと思います。がんばれ~~~リョウユウ!