第3回翔雲賞 データ予想(結果追記あり)
第3回翔雲賞(BG2)
3歳牡馬オープン 別定4
明け3歳の牡馬限定の新設重賞です。レース条件は、別定4・640kg・本年度収得賞金200万円につき10kg加増となっています。今年はキョウエイプラスが30㎏、タカラキングダムが20㎏、ジェイヒーロー、マルホンリョウユウ、コーワホープ、コウシュハメジャーが10㎏と重量増になっています。過去2年のと比べて大きなハンデ差がついています。1回目は5㎏以内の差でしたし、2回目は10㎏以内の差でした。
今回で3回目の新設重賞。過去5年もデータがそろっていない状況なので、過去データからの予想が物理的にできず…すみません。
3月のイレネー記念のデータを流用しようかと思って見比べてみたのですが…第1回は全くリンクせず。第2回は1、2着馬がイレネー記念の1、2着馬でした。今後は第2回のようにイレネー記念と関連深くなっていくとは思うのですが、いかんせんまだ2年。それにイレネー記念と、翔雲賞では重量が大きく異なるうえ、別定(ハンデあり)と定量の違いもあります。またイレネー記念は過去10年の間に2回とはいえ牝馬の入着もあります。過去の傾向をイレネー記念からジャッジするのもちょっと強引かなと思いました。
とはいえなんにもデータを出さないのもさみしいので、二つだけ。これは2歳重賞全般に言えることなのですが、新馬戦の成績です。(過去10年3着以内入着馬30頭中)
・ナナカマド賞
29頭3着以内 1着22頭/2着5頭/3着2頭
・ヤングチャンピオンシップ
全頭3着以内 1着18頭/2着10頭/3着2頭
・イレネー記念
29頭3着以内 1着22頭/2着4頭/3着3頭
翔雲賞は過去2年で対象馬は6頭ですが
新馬戦は 1着2頭/2着3頭/3着1頭
新馬戦は全て3着以内です。重賞に出てくるような馬なのでほとんどが新馬戦は好成績なのですが、最初のふるいに使えるデータだと思います。
また、どの重賞レースも前走の出走クラスはほぼA1でした。翔雲賞も過去6頭ですが、前走がA2クラスだったのはマサタカラのみ。基本的に馬券検討はA1クラスの出走馬からになります。
今年は有力馬の実力が抜けているので、キョウエイプラス、タカラキングダムのナナカマド&ヤングチャンピオンシップ連対馬2頭と、ナナカマド賞3着馬のマルホンリョウユウ、ヤングチャンピオンシップ3着のジェイヒーローをどう買うか…になるのかな。と思います。ただ明け3歳馬に30㎏の重量差。ハンデとのにらみ合いにもなるのではないかと思います。今年はこの4頭は端枠には入りませんでしたので、枠実績は置いておいてざっと成績です。
キョウエイプラス(670㎏) 5枠 菊池騎手
新馬戦 1着
青雲賞OP 1着
ナナカマド賞 2着
ヤングチャンピオンシップ 1着
前走 3歳Aー1クラス 5着※
経験最高重量 610㎏ 1着
※前走の5着は超高速馬場が影響していると思います。キングフェスタも同じように翔雲賞の直前のレース、高速馬場で4着に敗れています。今回は別定640㎏&コースに砂も足されているので前走のようなレースぶりにはならないとは思います。ただ、670㎏。30㎏ものハンデ差をどう見るか…だと思います。
タカラキングダム(660㎏) 7枠 島津騎手
新馬戦 1着
青雲賞 2着
ナナカマド賞 1着
ヤングチャンピオンシップ 2着
前走 3歳Aー1クラス 1着※
経験最高重量 610㎏ 2着
※スピードならば出走メンバー随一だと思います。前走はプレ翔雲賞とでもいうようなA1クラスのレースで、1分を切って快勝しています。この馬もハンデ20㎏。ただ、キョウエイプラスとも10㎏ハンデ差がついているので悩ましい。
マルホンリョウユウ(650㎏) 4枠 鈴木騎手※
新馬戦 1着
青雲賞 3着
ナナカマド賞 3着
ヤングチャンピオンシップ 未出走
前走 3歳Aー1クラス 2着
経験最高重量 570㎏ 1着1回 2着1回
※過去二年ですが鈴木騎手はマサタカラ2着、キングフェスタ1着とすでに2回連対。3年連続になるか…。
ジェイヒーロー(650㎏) 2枠 西将太騎手
新馬戦 3着
青雲賞OP 5着
ナナカマド賞 5着
ヤングチャンピオンシップ 3着
前走 ヤングチャンピオンシップ 3着※
経験最高重量 600㎏ 3着
※ジェイヒーローはヤングチャンピオンシップから直行できました。ヤングチャンピオンシップでは2着のタカラキングダムとは僅差で3着。ハンデでタカラキングダムに逆転できるかも…
最高重量はヤングチャンピオンシップに出走していなければ600㎏はまだ曳く機会がありません。書いておきながら言うのも変ですが、あまり気にしなくていいのかな…とは思います。そのヤングチャンピオンシップでは10㎏ハンデはものともしなかったキョウエイプラス。では30㎏ならば?
ヒロインズカップの時も思ったのですが、賞金による加増ハンデは悩ましいです。今回はどう買い目を絞って買うレースかだと思うので、ハンデ差をどう考えるか?だと思います。後は当日の馬場でしょうか。
超高速ならタカラキングダムじゃないかと思います。
では何を買うのか。私としては、マルホンリョウユウ◎です。心の◎なので、単複買って予想としての馬券はリョウユウから馬連でキョウエイプラス、タカラキングダムの2頭へ。あとは三連複1点です。
翔雲賞は3連単を2点くらいで当てないとプラスにならない、とても難しいレースだと思います。(リョウユウ3着付けでもいいのですが…なんかそれは悔しい(笑))
何はともあれ、マルホンリョウユウが無事に頑張ってくれることを祈ります!
結果~答え合わせ~
もう一回走ったら、着順これじゃないな…と思えるレースでした。自分の形を崩さなかったキョウエイプラスが30㎏ハンデもものともしないでしっかり勝ち切りました。
馬券的には、ちょっとスケベ心が過ぎました。いや、キョウエイプラスか、タカラキングダムどちらかが3着外れたら三連複つくんじゃないかな…。ってああもう。
ちゃんとリョウユウから馬連買ってればちゃんとプラスになったのに!
まあ、この買い方をすれば、当然ガミる可能性のほうが高かったんです。わかっていても、ジェイヒーローと上位3頭の差ってそんなにないんじゃないかと思って…そして、結構きわどかったんですよね。もう少し手前でタカラキングダムが詰まっていればってところもあったので…。
いや、違う!そうじゃない!そういう浮気心がいけないんだ!
ごめん。リョウユウ。せっかく2着にがんばったのに!
馬連の配当もちゃんと見ておけばよかった。
タカラキングダムのパドック、馬体は素晴らしかったのですが、マルホンリョウユウといい、タカラキングダムといい、この2頭はパドック見ててもちょっと鬼気迫るものがあります。二人引きで刺激しないようにそ~~~っとという感じ(笑)。タカラキングダムは騎手乗ってさらに二人引き、マルホンリョウユウはスタートぎりぎりまで、ゲートの中に厩務員さんいましたしね(^_^;
タカラキングダム、今日は人気を裏切りましたけど、力負けではないと思います。相手というか自分の気性に負けたというか…。2障害の下でちゃんと止まって息を整えて障害に向かえなかったことが全てかな…と思います。
逆にマルホンリョウユウは今ベストの騎乗を鈴木騎手がしてくれたと思います。
そういう意味でも今一番大人なのはキョウエイプラスでした。でも強かったなぁ。30㎏では?やはりものともしませんでした。馬場が軽いのも影響しているのかなと思いますが、670でこれだけの競馬をしたので、イレネー記念での重量も全く心配はいらないと思います。
ただタイム速いなぁ…。主催者もいろいろ苦慮しているというお話を聞くのであまり言うのも心苦しいのですが、ばんえいをばんえいたらしめている要素が薄れていく感があるのは確かです。
イレネー記念でリョウユウに会えることを楽しみに。そしてちゃんと自分の好きを信じないとダメだよねと(笑) リョウユウごめん。イレネー記念はちゃんと買います。