2024年度重賞戦記 5/5 カーネーションカップ
過去10年の「人気」「騎手」「馬番」
ピックアップデータは「重量」「年齢」
■人気別成績【1着.2着.3着.着外】
1番人気【4.1.1.4】
2番人気【3.1.0.6】
3番人気【2.4.1.3】
4番人気【1.2.0.7】
5番人気【0.2.0.8】
6番人気【0.0.5.5】
7番人気【0.0.3.7】
8~10人気の3着以上入着は無し
荒れる印象のある牝馬のハンデ戦です。圧倒的な一番人気が飛ぶこともままあるのですが、それでも1着は4番人気まで。1~3番人気から9頭の勝ち馬が出ています。面白いのは6~7人気から3着馬が8頭も出ている事。1番人気馬が4割の確率で馬券圏外に外れる事と、6~7番人気が馬券に絡むことが馬券的に難しくしている要因だと思います。三連単、三連複のヒモは手広く行った方が良さそうです。
■騎手:3着以上入着が3回以上の騎手をピックアップしてみました。
西将太騎手:2勝/2着1回(騎乗6回)
赤塚騎手 :1勝/2着1回/3着2回(騎乗5回)
藤本騎手 :2勝/3着1回(騎乗8回)
鈴木騎手 :1勝/2着2回(騎乗7回)
藤野騎手 :2着2回/3着3回(騎乗7回)
普段の重賞とちがう顔ぶれが上位に来ます。特に赤塚騎手は5回の騎乗で馬券圏内に4回。今年もダイヤカツヒメで連覇を狙います。西将太騎手はロングビウテイの手綱をとります。
■馬番:馬券圏内に入着した回数を馬番ごとに記載します
着/馬番 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 |
2着 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 2 |
3着 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 4 | 1 |
勝ち馬は内端から外端、真ん中までまんべんなく出ています。珍しく1番の好走が目立ちます。9番の3着4回も目を引きます。
今年は1番にダイヤカツヒメ、9番にチャチャクイーンがはいりました
■年齢:【1着.2着.3着.着外】
4歳【3.1.3.15】
5歳【1.3.3.30】
6歳【2.5.2.13】
7歳【3.1.0.6】
8歳【1.0.1.2】
9歳【0.0.1.4】
勝ち数は4歳と7歳が、連対では6歳の活躍が見て取れます。6~7歳の活躍が目立つのは、6~7歳で現役の馬は相当の実績馬であることが多いためです。(母数もそのため少なくなり、入着率があがります)
■重量:【1着.2着.3着.着外】
630㎏:【1.0.2.2】
640㎏:【0.2.0.13】
650㎏:【1.1.4.25】
660㎏:【3.2.2.13】
670㎏:【5.1.2.11】(除外1)
680㎏:【0.0.0.4】(除外1)
690㎏:【0.3.0.1】
690㎏の2着はミスタカシマの2回と、サクラヒメの1回。いずれも古馬オープンの一線級の牝馬です。それでも690㎏では勝てない。今年のサクラヒメも690㎏…果たして勝つことはできるでしょうか。
【おまけ】オークスの出走と成績
カーネーションカップ出走100頭(除外2頭含む)のうち、オークス出走馬は79頭いました。
カーネーションカップ1着馬は全馬オークス出走
同2着馬は9頭がオークス出走
同3着馬は6頭がオークスに出走。
連対する馬はオークス出走歴がある馬です。
そして、オークスの3着以内に入着した馬は出走100頭中、48頭。
成績は【8.8.4.28】となっています。
おまけといいつつ、オークスの出走や好走は割と大事な要素だと思います。といってもほとんどの馬が該当してしまうので、あまりふるいにならないのですが…。これと670㎏の斤量を重ね合わせると、スイ(オークス2着)が面白い存在かなと思います。その他670㎏の斤量で出走するシンエイアロイ(オークス4着)とアローリキヒメ(オークス6着)もオークスに出走しており、条件は合います。660㎏組からはホクセイサクランボ(オークス3着)がオークス上位です。この世代のオークス馬であり、昨年牝馬重賞を2勝したダイヤカツヒメは、昨年と違い20㎏ハンデを積まれました。過去10年では良績の1番枠なのですが、ダイヤカツヒメ自身の成績を見るとあまり内端枠が得意ではなさそうです。人気よりも下の着順が多く、唯一連対したときは外詰めで内に1枠空いていました。斤量と枠でちょっと割り引きました。
もちろん前年690㎏で連対し、ヒロインズカップでも810㎏で3着に来たサクラヒメはここでも人気でしょうし連対確保すると思うのですが、勝つまではどうかな…と。いや、勝ったらごめんなさい!です。
ということで…◎はスイ、〇はサクラヒメ。この2頭から三連複で7番人気あたりまで手広く流す感じでしょうか。あとはスイから馬連を上記の馬に少し。あとはスイの単勝。どうにもトップハンデが勝ち切れないのが牝馬重賞。ちょっとひねってみようと思います。連複がメインなのは、弱腰ですね(((^_^;)。はい、まったく自信がありません(笑) トリビア的に読んでやってください。
ところで…スイちゃんはやっぱり某マンガのあの子からとった名前なんでしょうか…「あるじ~~。ごはん~~。」ってぽよんぽよん跳ねるあの子…名づけ親の方に聞いてみたい!
レースレビュー
はい。勝ちました!ごめんなさい!!サクラヒメ強かった~~~!690㎏で云々と言いましたが今年は実績馬もそれなりに斤量が積まれていて、ハンデ差はそれほどなかったのです。今後の予想要素として【ハンデ差】も見ておくべきだと大反省。
スタートでてからサクラヒメのペース。無理せず前に行けるスピードがあり、すっと前に行くと二障害の下に真っ先につきました。そこでじっくり溜めて登坂。もう、二障害の下で溜めている姿を見て「あ、これは勝つなぁ」と思いました。第二障害を登る前から勝ちを確信するレースってそうはないです。最後はもったままの楽勝でした。
ダイヤカツヒメは勝ちに行って…障害が上がれませんでした。サクラヒメのペースに張るには680㎏は重かった。680㎏の未入着記録が伸びました。牡馬と混じって重賞で勝ち負けできるほど突き抜けた実力はないけれど、牝馬重賞は取っている…という実績馬が680㎏を背負うことが多く、他の重賞上位入着馬に対して10~20㎏重たいので、入着がなかなか難しい。さらに今回ダイヤカツヒメはサクラヒメに勝ちに行ったので厳しいレースになりました。
2着はスイ、3着はシンエイアロイ。2着には私の◎が来てくれました。2着と3着の二頭は730㎏の斤量で勝ちがあり、重い馬場のハイペースで、スタミナが要る条件だったので、アローリキヒメやホクセイサクランボより分が良かったのだと思います。スイは出足がよかったけど長澤騎手はすぐに控えました。ゆっくり追走して、しっかり溜めて登坂にかかり…勝ちに行くというより2着を取りに行くようなレースだったなと思います。ダイヤカツヒメの赤塚騎手と対照的でした。
馬券は予想で書いた通りに購入して、あとはスイからワイドも買っていました。三連複もワイドも思ったよりついてくれていて大きくプラスにすることができました。実はスイの単勝は100円しか買わず…私もサクラヒメが勝つよなぁってどこかで思っていたのだと思います(笑)。