2023年重賞戦記 10/15 ナナカマド賞 ~レビュー追記~

初栗毛です!目立つなぁ

過去10年のデータから
人気・騎手・枠
ピックアップデータは
「新馬戦」「馬体重」「前走」

■人気別 馬券圏内入着回数
1番人気:1着4回/2着3回/3着0回(着外3回)
2番人気:1着3回/2着4回/3着2回
3番人気:1着0回/2着0回/3着2回
4番人気:1着1回/2着1回/3着1回
5番人気:1着0回/2着1回/3着4回
6番人気:1着1回/2着0回/3着0回
7番人気:1着1回/2着0回/3着1回
9番人気:1着0回/2着1回/1着0回

1~2番人気の連対が7割。3着は2~5人気で9割決まっています。概ね人気通りの決着が多い重賞です。

■騎手:3着以上入着が3回以上の騎手をピックアップしてみました。
鈴木騎手 :2勝/2着1回/3着2回
島津騎手 :2勝/2着1回
阿部騎手 :1勝/2着2回
藤野騎手 :2着1回/3着3回
菊池騎手 :2着3回

鈴木騎手が好成績。今年はミチシオの手綱を取ります。島津騎手はフレイムファーストの手綱を取ります。

■枠:馬券圏内に入着した回数を枠ごとに記載します

着/枠12345678910
1着1002
2着10
3着101
10頭だて9回、8頭だて1回

 世代重賞。しっかりフルゲートが埋まることが多いレースです。5番、6番と中枠に入着が多いようですが、意外と端枠もちゃんと入着があります。
今年の5番にはショータイム、6番にはグランドスターダムが入りました

■新馬戦
2歳重賞は新馬戦の成績とかなり関連性があります。
過去10年、3着までに入着した馬30頭中、
23頭が新馬勝ち
連対した馬は28頭
3着以内は29頭
馬券圏内に来なかった馬は2016年の勝ち馬ゴールデンフウジン1頭のみです。
…とはいえ、ほとんどの馬がこの条件に該当するんですけどね(^_^;
今年は、ミチシオが2着、フレイムファーストが3着であとはみんな新馬勝ちです。

■馬体重
2歳重賞ならではのファクターとして馬体重をあげます。
やはりこの時期は「大きいことはいいことだ!」なのです。
入着馬30頭中28頭まで、そして勝ち馬は10頭全てが900㌔越えでした。
900㎏未満でナナカマド賞に上位入着した馬は
2014年のテンカトウイツ→896㎏
2021年のヤマカツエース→893㎏
の二頭。いずれも890㎏台であと少しで900㎏です。
前走時の馬体重が890㎏のスマイルカナとアヤノダイマオー、873㎏のフレイムファーストにはちょっとマイナスなデータです。(10㎏くらいすぐ増えるので、明日は900㎏台に乗ってそうな気もしますが…)

★おまけ★
仔馬の頃小さかったと言うメムロボブサップ。やはり過去10年の勝ち馬のなかで、最軽量の馬体重901㎏でナナカマド賞を勝っています。逆に最重量の馬体重で勝っているのがセンゴクエースの1040㎏でした。最軽量と最重量の二頭が後にばんえい記念を勝っているのも面白いです。
そしてばんえい記念を制したときの馬体重はメムロボブサップが1082㎏、センゴクエースが1197㎏。ばん馬って2歳時から150㎏以上成長するんですね。

■前走
馬体重と新馬戦でおしまいにしておこうと思ったのですが、それでは予想がつかなくて…前走も拾ってみました。
前走はA-1クラスだった馬がほとんどで23頭。2歳OPのいちい賞か青雲賞が4頭。A-2が2頭、A-3が1頭で、この3頭はいずれも前走は勝っています。ただ、前走A-2、A-3だった馬からナナカマド賞勝ちはいません。前走勝っているもののA-4のトカチヒロ、A-22着のフレイムファーストにはマイナスのデータです。
★おまけ
ステップレースは青雲賞になります。青雲賞上位3位以内で、ナナカマド賞に3位以上に入着した馬は13頭。実はそんなに直結しないんです。



ということで…明日人気を確認して1、2番人気から3連単なら2~5番人気に、3連複なら3~5人気に流せば6~7割の確率で当たりそう…(なんて大雑把!)なんですがそれじゃあ予想にならないので…

上記条件で絞ると、ミチシオホクセイポルシェショータイムグランドスターダムライジンサンユーフォリアが残ります、A-2から勝ち馬は出ていないのでここからグランドスターダムを除いて、データからは5頭…あんまり絞れてない…。ショータイムは前走、前々走を見る限りちょっとここでは厳しそうなのですが、中枠にはいって、ミチシオ、ホクセイポルシェから10㌔ハンデを貰いました。勝ち負けは難しいかもしれませんが3着はあるかも…。そして10㌔貰ったと言えばユーフォリアはチャンスです。前走、ミチシオと5㎏のハンデでコンマ4秒差の2着で、ホクセイポルシェより先着しています。

後は騎手だのみ!ということで◎は過去10年で5回馬券にからんでいる鈴木騎手のミチシオ。
〇はユーフォリア。あとは同列です。上位馬の実力差はほとんどなさそうなので10㎏軽い方を取りました。三連複でミチシオとユーフォリアからホクセイポルシェ>ライジンサン>ショータイムに流す…感じでしょうか…。

…とここまでがあてにならないデータ予想なんですが…

心の◎はユーフォリアです!サスケの甥っ子!ということで能力検査の頃から注目していた推しです。そして応援している谷厩舎の馬。谷先生には朝調教でソリに乗せていただいたこともあり、大ファンなのです。(イラストも大好き。私の通勤カバンは谷先生の描かれたイラストの入ったトートバックです)
そんなわけで多分このレースはユーフォリアの単とユーフォリアを軸に馬連流しになりそうです(^_^)
谷厩舎初の重賞制覇をユーフォリアが果たしてくれると嬉しいなぁ!どうか肩掛けシーンとインタビューが見れますように!

レースレビュー

推しだった
フジダイビクトリーの産駒
顔似てると思うのは私だけ?

 ホクセイポルシェ強かったなぁ!重たい馬場で苦しかったけどハイペースで先行して最後までしっかり歩き切る良い勝ちっぷりでした。ここまでの戦績でちょこちょこ馬券圏外を外しているのは、まだまだ気性が幼いのかもしれません。出走馬中最も大きい1026㎏。馬格もものを言ったと思います。ただ、お父さんのフジダイビクトリーはばんえい記念馬、そして世代重賞はばんえい菊花賞からという馬でした。(そもそもマルホンの本寺牧場さんはあまり早熟な馬は少ないんです。みんな3歳後半で本格的に強くなってきます)ホクセイポルシェのナナカマド賞勝ちは現在の完成度ではなく能力の優位で、今後の成長力の方が大きいと思います。

 それにしても父フジダイビクトリー、母の父カネサブラック。どちらも自分がばんえい記念馬で馬券を買った馬達です…2歳重賞って年月のポルシェ並みのスピードを痛感するんですよね…。気分はホクセイサクラコちゃんと一緒に走ったヤマノホシです。

 そうそう、馬格と言えばアヤノダイマオーは898㎏「2014年のテンカトウイツ→896㎏/2021年のヤマカツエース→893㎏」ここはクリアできていました。そしてショータイム。やはり中枠で変わりました。今年の2歳は圧倒的に抜けて強い馬がいるのではなく、全体的に粒がそろっている印象です。何かの条件、枠や馬場状態などで順位がコロコロと変わりそうです。実際、2着は団子状態でしたし。あ、もちろん!馬券はユーフォリアから買っているので惨敗です(笑)

 ミチシオユーフォリアは端枠だろうなぁ…と思います。最後の2着団子状態の接戦、人気二頭が中枠でみんなと競っていたら止まらなかったんじゃないかなぁ…特にユーフォリア。これが実力ではないと思うのでここから先、地域限定特別(ヤングチャンピオンシップの予選です)からの巻き返しを期待します。

 おまけですが、ちょっとマニアックな血統の話です。ホクセイポルシェはロングボーイのS3×M4のインブリードがあります。ダビスタやったことはないし、血統は門外漢なんですが、ばんえい競馬も3×4、俗にいう「奇跡の血量」という馬が結構活躍しているような気がします。(ミノルシャープはキタノテンリュウのS3×M4、ミソギホマレはキタノテンリュウのM3×S4です)
 意図して交配している場合ももちろんあると思いますが、ばん馬の場合、人気種雄馬は限られるし、同じ地域で同じ種雄馬を付けることが多いから、期せずしてインブリードができやすいという土壌もあります。

レース結果