2023年重賞戦記 5/7 カーネーションカップ~レビュー追記~

過去10年のデータから
人気・騎手・枠
ピックアップデータは
「関連重賞」「重量」

■人気別 馬券圏内入着回数
1番人気:1着4回/2着0回/3着1回(着外5回)
2番人気:1着2回/2着1回/3着1回
3番人気:1着3回/2着4回/3着1回
4番人気:1着1回/2着2回/3着0回
5番人気:1着0回/2着3回/3着0回
6番人気:1着0回/2着0回/3着4回
7番人気:1着0回/2着0回/3着3回

■騎手:3着以上入着が3回以上の騎手をピックアップしてみました。
藤本騎手:1着2回/3着1回
鈴木騎手:1着2回/2着2回
藤野騎手:2着2回/3着3回

西将太騎手:1着2回/2着1回(すべてセイコークイン)
赤塚騎手:2着1回/3着2回(すべてヤマノホシ)
今年藤本騎手はナカゼンガキタ、鈴木騎手はホクセイサクランボ、藤野騎手はシンエイボブの騎乗です。

■枠:馬券圏内に入着した回数を枠ごとに記載します

着/枠12345678910
1着001011111
2着102112002
3着101101231
10頭だて8回、9頭だて2回

1枠の4勝が目立ちます。今年は1枠にサクラヒメが入りました。

■重賞:オークスの好走馬が好成績
過去10年の3着入着馬30頭中、オークスで3着入着した馬は21頭(連対馬は19頭)

■重量:トップハンデは苦戦 勝ち馬が多いのは670㎏
重量別の入着内訳は以下の通り
690㎏:2着2回(二回ともミスタカシマ)
680㎏:3着入着なし
670㎏:5勝 2着1回 3着2回
660㎏:2勝 2着2回 3着2回
650㎏:2勝 2着3回 3着3回
640㎏:2着2回 3着1回
630㎏:1着1回 2着0回 3着2回

1番人気の半数は着外という荒れる要素満点の牝馬のハンデ戦です。入着馬にリピーターが多いことも特徴ですが、ばんえいオークスの好走馬の良績が目立ちます。ただ今年は各世代のオークス好走馬が揃っているんです。サクラヒメ(1着)、サクラシュンカ(3着)、ナカゼンガキタ(1着)、シンエイボブ(2着)ダイヤカツヒメ(1着)、ホクセイサクランボ(3着)…オークス好走がフィルターにならない(笑)。
 その他関連レースはと思って、昨年の宿題でレディースカップとの関連性も見てみたんですが、入着馬の数的にはあまり直結しませんでした。(レディースカップの3着入着馬でカーネーションカップに入着した馬は過去10年間で8頭)
 ということで関連レースではなく馬券圏内入着馬の重量をピックアップしてみました。今回690㎏はサクラヒメとミソギホマレ。おそらく人気はこの2頭と、前走A1クラスで好走している9歳牝馬の2頭、ナカゼンガキタとシンエイボブかなぁ…というところですが、この2頭も680㎏。どうにも過去実績からは不安かも…。そこでオークス馬なら660㎏で出走するダイヤカツヒメを狙ってみたいと思います。昨年度のチャンピオンカップやポプラ賞のレースぶりが素晴らしかったのです。ばんえいオークスの時は穴馬的な存在でしたが、本当に強くなりました。ポプラ賞では50㎏ものハンデに恵まれはしたものの、サクラヒメやミソギホマレに先着しています。今回はトップハンデからは-30㎏、ポプラ賞のようにはいかないかもしれませんが、どこまで活かせるか楽しみです。

ダイヤカツヒメから、カーネーションカップの勝ち馬であるナカゼンガキタとシンエイボブへ厚目に、あとはサクラヒメ、ミソギホマレに馬連(枠連の方が付くのかな)流しで考えようと思います。

そしてゴーリキの妹ヒメトラマジックの複。これは応援馬券です(^_^) 重賞に出てこれるだけでも偉いよ~!

レースレビュー

赤塚騎手のインタビューを聞くと、
真面目でひたむきな性格がよくわかります。
前髪飾り、最初お花かと思ったら
可愛いウサギのマスコット。
よく似合っていました

 ナカゼンガキタが取消だったので、思った以上にダイヤカツヒメに人気が集まってしまいました。というより…カツヒメの近走を見ていたらそれは人気になりますよね(笑)。30㎏もサクラヒメ&ミソギホマレからハンデもらっていましたし。
 見事に活かしきりました。コメントでは赤塚騎手は少し第二障の仕掛けに失敗したとありました。なるほど、あんな風に頭が上がった状態で障害にかかるのはあまり良くないんだ…。確かに第2障害の頂上でちょっと苦しくなっていました。騎手の本音コメントはいろいろ勉強になります。でもそこを踏ん張って止まらずに越したダイヤカツヒメは偉かった!おかげて勝つことができたのだと思います。

 2.3%の馬場水分量だけど水分量の割にはかなり時計がかかっている馬場で、前半51秒は結構なハイペース。サクラヒメはハンデ差もあるし先におりたかったんだろうなぁ。ハイペースで攻めて、余裕なく登坂にかかったので第二障害を一腰で越すことができませんでした。同じペースで行ったシンエイボブも第2障害にだいぶ苦戦していました。
 本当にカーネーションカップの690は大きなハンデです。ミスタカシマでも690㎏の時は2着が2回で勝てませんでした。サクラヒメも来れて2着までかなぁ…もしかすると3着も危ないかも…と思っていました。(私の中でここ10年の最強牝馬はミスタカシマ&キサラキクの2頭なのです)なので、サクラヒメのこの2着は本当に強いと思います。

 馬券は単勝と枠連を当てました。ガッチガチの人気でしたし、シンエイボブの方を厚く買っていたのでほぼトントンという収支でした(^_^;
地方競馬あるあるで、馬複と枠複だったら枠の方が配当いいんですよね…と思っていたけど…連複買うなら馬単の表裏という手があった!と後になって気が付きました…ああ、馬券下手~~~(笑)

 そう、昨年、ニセコヒカルは選べたけど3着が拾えなくて外した反省を活かして、3連複3連単は買わないと決めていたんです。昨年はシャンハイオトメという人気薄。今年も人気薄のピュアリーナナセが粘りこみ1~2番人気からの決着なのに3連複、3連単はけっこうついています。やっぱり難しい、カーネーションカップ。

 シンエイボブは、ハイペースの追走がつらかったかな…障害でだいぶ休んでしまいました。末脚はいつものシンエイボブだったのですが…。パドックもしっぽフリフリでよく見えたんですけど…。
ピュアリーナナセはマイペースで前半後ろから大事に道中すすんで、第2障害を上手く一腰でクリアできました。最後は苦しくなったけど、第2障害をすんなり越せた貯金で3着に残れました。西騎手のファインプレーと650㎏の軽ハンデのおかげだと思います。
 
 そしてヒメトラマジック、がんばりました!5~9着まではそんなに差がないもんね。また重賞出れますように。そして今度は着板だよ♪

レース結果