2023年重賞戦記 4/30 ばんえい十勝オッズパーク杯~レビュー追記~
昨年度は過去10年のデータ予想を掲載していました。過去10年のデータ分析から予想を1年続けていたのですが…今年は予想より、レース後のレビューに重きを置いて重賞レースを楽しんでみようかと思います。
ま~~~データ予想あんまり当たりませんでしたしねえ(笑) 特に古馬重賞!予想はあまり皆様のばんえいライフのお供にならかなったような気がするので…。
とはいえ、貧乏性なもので、せっかくエクセル収集しているデータがあるので、「人気」「枠」「騎手」「+ピックアップデータ(これはレースによりまちまち)」程度の軽い分析と自分の予想は載せておこうと思います。予想してこそ回顧も楽しいと思っているためです。レース前(原則前日)に公開し、レース後(当日~3日以内)に回顧追記をアップしたいと思います。レースの前でも後でも、お好きなタイミングで覗いていただければ幸いです。
なお、ヘッダのイラストに勝ち馬の顔イラストを埋めてきます。一年無事に描き上げて全部埋まったら…リクエストくださった方にプレゼントしたいと思います(^_^)
ということで本年度最初の重賞「第17回 ばんえいオッズパーク杯」から2023年度重賞戦記の始まりです!
過去10年のデータから
人気・騎手・枠
ピックアップデータは「前走」
■人気別 馬券圏内入着回数
1番人気:1着4回/2着4回/3着1回(着外1回)
2番人気:1着3回/2着3回/3着1回
3番人気:1着2回/2着2回/3着2回
4番人気:1着1回/2着0回/3着3回
5番人気:1着0回/2着0回/3着2回
6番人気:1着0回/2着1回/3着1回
■騎手:3着以上入着が3回以上の騎手をピックアップしてみました。
藤本騎手:1着3回/3着3回
鈴木騎手:1着2回/2着2回
藤野騎手:1着2回/2着1回/3着3回
阿部騎手:1着1回/2着2回
■枠:馬券圏内に入着した回数を枠ごとに記載します
着/枠 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 1 | 1 | 3 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2着 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 |
3着 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 2 |
5枠の4勝と6枠の入着率が目立ちます。今年は5枠にブラックサファイア、6枠にヤマノコーネルが入っています。
■前走:スプリングカップ上位馬が好成績
ほとんどの馬がスプリングカップ(オープン特別)組です。2017年だけスプリングカップがA1クラス戦だったので、この年は青葉特別。まず開幕週のオープン特別を叩いてからのオッズパーク杯というのが定番ルートです。そして、このスプリングカップ(17年青葉特別)の3着入着馬の成績を見ると…
スプリングカップ(オープン)
勝ち馬【6頭】:1着3回/2着2回/3着1回
2着馬【6頭】:1着2回/2着3回/3着1回
3着馬【6頭】:1着1回/2着3回/3着2回
オッズパーク杯連対馬20頭中、14頭がスプリングカップ3着入着馬でした。
スプリングカップ上位組からオッズパークの連対馬が出ていない年は過去10年ありませんでした。
オープン古馬がほぼハンデ差なしで戦うレースなので、実績通り上位人気から勝ち馬がでています。
アオノブラックとメムロボブサップで仕方がないのかな。と思います。今年が例年と違うのはオープン2組の青葉特別が開幕週に組まれていて、そこでしっかりインビクタが勝ってオッズパーク杯に出走してきたことです。720㎏という古馬重賞にしては軽い重量はインビクタにとっては曳き頃ですし、年度始まりで砂を入れ替えたばかりの馬場が、今開催もまだ重いならレース展開も落ち着くと思います。マイペースで先行できて最後キャンター勝負にならない、インビクタにとってはちょうどいい条件になるのでは?と期待しています。そしてもちろん、推し馬メジロゴーリキ。予想じゃなく応援で買ってしまいます。とはいえスプリングカップ3着ですし、ハイペースで先行して差し馬の脚を封じて押し切るのはゴーリキも得意です。どう組み合わせて買うかは当日の馬場状況と合わせて考えます。軽かったらアオノブラックとメムロボブサップの2軸流し。重かったら4頭の3連複ボックスで考えています。(雨降りそうなんですよね…)あとは当日の馬場とパドックを見て検討したいと思います。
レースレビュー
一走前の勝ちタイムがB2クラスで2分弱…1週使ったし、雨も降ったし、開幕週よりは軽くなっているとはいうものの、まずまず重たい。ハイペースで行けば降りてからキャンター勝負になるような馬場ではなく、下りたもの順…という馬場だと踏みました。
そう、ボックスでよかったんですよ…実際ボックスにするところでした。ボックスで買って金額を配分しているところで、配当見ちゃって…もう少し買い目減らして1点の金額増やせないかな…アオノブラックとメムロボブサップだったらどっちが3連複の軸にいいだろう…と思ってメムロボブサップにしちゃったんですよ…ああ、馬鹿。ほんとやり直したい。事前の予想はほぼ完ぺきなのに(笑)!
そして、お約束のゴーリキの単(笑)、あとちょっとだったなぁ。ゴーリキやインビクタの戦法は先に降りてなんぼなんで、先に降りた時点でインビクタの勝ち。特に昨日は雨が降って少し軽くなっていたのも味方しました。雨が降らずもう少し重い馬場なら最後ゴーリキ逆転できたかもしれないし、逆にもっと軽くてもっとハイペースで前半流れていれば最後消耗してゴーリキが歩き勝てたかもしれないのですが…。とはいえ、もっと軽ければメムロボブサップとアオノブラックも後半させると思ってゆったり構えて障害登坂したかもしれないので、2頭とも障害キレイに上げて人気通りの決着だったかも…。
やはり軽すぎず、重すぎず。インビクタにとって障害力が活きる絶妙の馬場でした。もちろんインビクタ自身が年を経て強くなっていることもあります。そして何よりこの馬はまじめ!ばんえい記念であれだけしんどい思いをしてもソリを曳くことも第二障害も嫌がらない。本当に優等生で偉い馬です。
改めて思うのは、インビクタとゴーリキは同じ戦法を取る馬なんです。インビクタは抜群の第二障害の上手さで、ゴーリキは抜群のスタミナで。この2頭のワンツーは昨年のチャンピオンカップの再来になりました。チャンピオンズカップの時はハイペースの消耗戦で最後ゴーリキの歩き勝ちでした。重量は820㎏とオッズパーク杯より100㎏重いのですが勝ちタイムは1分40秒を切っていて、やはり障害の上手さとスタミナで先行して押していく競馬でした。この時はアオノブラックが障害を失敗しています。(メムロボブサップは3着)
昨日のオッズパーク杯に話を戻すと、アオノブラックは障害の登り始め、ちょっとタイミングが合わなかった感じがしました。インビクタがするする登っていくのでちょっと焦ったのかもしれません。そしてメムロボブサップ。障害越せない姿、レース前は全く想像できませんでした。多くの人がそう思っていたから2~5人気の決着で三連複の配当が4000円を超えています。(ああ、もったいない。100円けちったばっかりに…(;_;) なによりゴーリキが2着なのに馬券が取れないなんて!)
よく見なおしてみると第二障害のとっかかりで躓いたように見えました。登るタイミングがこの馬も合わなかったのかな。アオノブラックの隣はインビクタ、メムロボブサップの隣はゴーリキ。2障害下についてから2頭とも隣が早いタイミングで登坂にかかっているので、馬が焦ってしまったのかもしれません。
どんなに強い馬でも第二障害で失敗することがある。下手なスケベ心を出さない。大好きな馬を応援するときは好きな馬を1軸にする(笑)。いくつか教訓を得た重賞レースでした。
最後に…ゴーリキ5番人気だったんだ…。ばんえい記念の時も思ったけどいつも人気でコマサンブラックに負けるのね(笑)。本当にゴーリキは強いんだけどなぁ…春先は…ってことなのかなぁ…なかなか人気にならないんだよなぁ(笑)