ばんえい記念ツアー① ~イレネー記念回顧~
今年も行ってまいりました聖地巡礼
早いものでこのブログサイトを立ち上げてから、はや一年。今年もイレネー記念とばんえい記念を現地観戦してきました。2013年のカネサブラックのばんえい記念を観戦して衝撃を受けてから、今年でちょうど10回目のばんえい記念観戦ツアーになりました。まとめて1本のブログにするのはちょっと写真もテキストも多すぎるので分割で…。
まずはツアー初日のイレネー記念回顧です。
愛らしい大魔王降臨
~イレネー記念回顧~
データ予想から推していた一頭、スーパーチヨコが残念なことに出走取消。素敵な鬣飾りを作っているSNSも拝見していたので、パドックを楽しみにしていたのですが…。
どの馬もBG1の舞台にふさわしくきれいにしてもらっていました。やっぱりネットの画像でみるより、そばで写真撮りながら見られるのは本当に感動。ざっくざっくという足音や馬の鼻息の音。空気。全部が愛しい。現地観戦のだいご味です。
パドックでほんの数分見るだけでも、どの馬も個性的で楽しい!
そして今までネット映像でも見ていたけど、改めて直に見て…タカラキングダムとマルホンリョウユウはまだ気性が幼いんだな…と思いました。タカラキングダム、鼻に血管浮いてる…。リョウユウは二人引きでそろりそろりと引いているような…。リョウユウはビビりさんらしいので(と調教師コメントにありました)、お客さんいっぱいいるパドックは緊張しただろうなぁ…。でも、牧場で見せてもらった子がこんな大舞台に登場するのが嬉しくて。昨年のサツキヤッテマレでも思いましたが、本当に親戚の子を応援するおばちゃんになっています。無事にゲートに入ってスタートしてゴールしてね…と祈るような気持ちでシャッター切っていました。
馬場が軽すぎるから対策を…とあちこちから要望があったのだと思います。イレネー記念、ばんえい記念に向けて、1障害から2障害までの間の砂を重機でほぐし、ロードヒーティングを今年は止めませんでした。例年は1週前に止めて余熱でばんえい記念の週を迎えるのですが…公式サイトにヒーティング停止の案内出てないなぁと思ったら止めていなかったんですね。実況で聞いて知りました。ヒーティングを止めないと砂の水分が飛びます。
そして好天かつ気温もあまり下がらず。馬場水分は1.5%砂埃がもうもうと立つ、重たい馬場になりました。こうなると今まで実績があった馬が実績通りに来るとは限らなくなります。今までと馬場が違いすぎるからです。まして重量も一気に100㎏近く増える3歳馬たち…アシュラダイマオーが穴をあけるチャンスは十二分にありました。データでは直近3走の連対にクラスは問わず…と書いていたのに自分がそのデータを無視していたという(笑)
ただ重い馬場で重い重量なら、リョウユウが一番こなせると思っていたんです。能力検査で見せたパワーとスタミナは破格だった上に、デビューからしばらく全く重さを感じさせないレースをしていましたから。
そしてリョウユウが一番手で2障害を越えたところでは、成った!と思ったんですよ(笑)…去年もそんなこと一瞬思いましたけど…今年はゴール間近まで夢を見ました。リョウユウがキョウエイプラスと競り勝ってイレネー記念馬になる!って思いながら、のどがかれるくらい応援してました。
そしてラスト10mのところでリョウユウ勝った?!と思ったんですけどねぇ…(私は後ろから追いかけてみていたので、位置関係がはっきり把握できていませんでした)。でも、あとで映像を見て、よく2着に来たなぁと思いました。最後みんな止まって止まって。重馬場のばんえい競馬はこんなレースになるんだよ。と説明に使えるような激しい最後の攻防になりました。リョウユウ頑張ったなぁ!本当に偉いよ!来年度の3冠レースも楽しみです。
最近の重賞の口取りでは、ファンサービスで、鬣飾りを投げてプレゼントしてくれるんですよね! タイトルに使用した写真はその飾りを取っているワンカットです。すごく素敵なファンサービスです。厩舎のご厚意も嬉しいし、ばんえいならではだなぁって思います。
実は私ももらえそうだったんですが、お隣のお兄さんが一歩早かった。残念。どんな飾りか見せてもらいたくて、お願いしたら、「どうぞどうぞ。でも、僕貰っていってもいいですか?1万円ほどガッツリ負けたので、せめてお土産に…」と(笑) もちろんです。キャッチしたのはお兄さんですもの。いいお土産になったのではないかと思います。
こういう会話ができるのも現地ならではだなぁと思います。
でも…私も結構負けたんだよなぁ…。