第16回天馬賞 データ予想

第16回天馬賞(BG1)
5歳オープン 定量760㎏

 世代戦の締めくくりになるレースです。世代交流はポプラ賞がまだ残っているのですが、同世代のみの対決はここが最後。重量も世代戦のBG1の中でもっとも重く、ハンデ差はありません。世代王者最終決戦ともよべる位置づけのレースです。年が明けて5歳ともなると、出走馬の賞金上位はもうオープンに格付けされている馬も多いですし、天馬賞の勝ち馬はその後古馬オープンで活躍します。16年の歴史の中でキタノタイショウ、オレノココロ、センゴクエース、メジロゴーリキ。天馬賞馬からばんえい記念馬が4頭でています。

世代戦もここまで戦ってきて、かつ明け5歳には厳しい重量の760㎏定量戦(牝馬は-20㎏)ということで、実力の差がはっきりでます。
固く収まることが多いレースです。

■人気別 馬券圏内入着回数
1番人気:1着7回/2着2回/3着0回(着外1回)
2番人気:1着1回/2着4回/3着3回

3番人気:1着0回/2着2回/3着3回
4番人気:1着1回/2着1回/3着0回←1着メジロゴーリキ(2019年)
5番人気:1着0回/2着0回/3着2回
6番人気:1着1回/2着0回/3着0回←1着コウシュハレガシー(2020年)
7番人気:1着0回/2着0回/3着1回←3着テンカムソウ(2014年)
8番人気:1着0回/2着1回/2着0回←2着コウリキ(2017年)
9番人気:1着0回/2着0回/3着1回←3着アグリコトブキ<牝>(2013年)

勝ち馬の最低オッズ 1.2倍 センゴクエース(2017年)
    最高オッズ 25.1倍 コウシュハレガシー(2020年)

勝ち馬の6頭が1倍台のオッズで、2桁のオッズで勝ったのはコウシュハレガシー1頭

1番人気が連帯率90%。唯一の着外は2019年のミノルシャープです。
ゴーリキ&レガシー兄弟はそろって穴人気で天馬賞を勝っているのですね(笑)

勝ち馬は固いですが、3着馬は5人気以下から4頭でていますので、穴をねらうなら3連の3番手や3着を相手を少し手広く…と言った買い方になるかと思います。

■枠:馬券圏内に入着した回数を枠ごとに記載します

着/枠12345678910
1着20121
2着0205001
3着01120131

5枠の2着5回、9枠の3勝が目立ちます。また、10枠の1着1回と2着1回はいずれも1番人気です。
 今年5枠に入った馬はマルモタイショウ9枠に入った馬はネオキングダムなのですが、今年は1頭取消となっており9頭立て。外端枠の一つ内側ととらえると、8枠はオーシャンウイナーになります。


■牝馬
過去10年で4頭が3着以内に入着しています
キサラキク:2016年1着(オークス1着、イレネー記念3着、ダービー2着、クインカップ2着:720㎏)
アグリコトブキ:2013年3着(オークス2着、銀河賞2着、クインカップ3着:690㎏)
セイコークイン:2015年3着(オークス2着、菊花賞3着、クインカップ3着:710㎏)
ミスタカシマ:2020年3着(オークス1着、菊花賞1着、柏林賞1着、クインカップ1着:720㎏)

今年はサクラヒメミソギホマレと、強力な牝馬が2頭出走するので、気になる方も多いのではと思います。
入着した4頭の馬には3つ共通項があります。
・オークスの連対
・世代重賞(牡馬混合)で入着歴
・クインカップをトップハンデで入着
サクラヒメ、ミソギホマレともに上記の3つの項目をクリアしており、馬券圏内に十分な実績の2頭と言えます。
牝馬の出走馬のもう一頭、アバシリサクラは、オークス(4着)、クインカップ(トップハンデではない)の項目がクリアできていません。

■馬体重
入着馬の最小体重と最高体重は
969㎏(コウリキ)~1153㎏(オレノココロ)
900㎏台は2頭、1100㎏越えは10頭でした。やはり馬格はあるに越したことはありません。
増減は-28㎏(メムロボブサップ)~+37㎏(キサラキク)
かなり大幅な増減でも勝ち負けしています。
成長して馬格も1000㎏を超えてくる時期ですし、大幅に減らしていていてもさほど気にしなくていいのかもしれません。

■タイム
最速タイム 1分19秒4:キョウエイリュウ(2022年・馬場水分3.4%)
最遅タイム 2分8秒9:コウシュハレガシー(2020年・馬場水分1.7%)

最速タイムの時は1番人気、3番人気、2番人気の1~3着で固く収まっていますが、最遅タイムの時はコウシュハレガシー自身が6番人気です。
時計がかかる馬場だと、重量適性のある穴馬が台頭する可能性があるのだと思います。

■騎手 3回以上馬券圏内に入着がある騎手をピックアップしています。
鈴木騎手 1着4回/2着1回/3着2回
藤本騎手 1着1回/2着2回/3着1回
藤野騎手 1着1回/2着2回/3着1回
阿部騎手 1着1回/2着1回/3着1回

鈴木騎手が抜群の成績を出しています。今年はマサタカラに騎乗します。
藤本騎手がコウシュハハリアー、阿部騎手がミソギホマレに騎乗します。

■厩舎 3回以上馬券圏内に入着がある厩舎をピックアップしています。
槻館厩舎 1着3回/3着1回
松井厩舎 1着1回/2着1回/3着2回
坂本厩舎 1着1回/3着3回
金田厩舎 1着1回/2着2回

今年は松井厩舎からコウシュハハリアー、坂本厩舎からミソギホマレネオキングダムの2頭出し、
金田厩舎からは、アバシリサクラマルホンリョウダイマサタカラの3頭出しです。

■3着以上入着の最高重量
790㎏以下 9頭
750㎏以下 10頭
730㎏以下 10頭
700㎏以下 1頭 
※最高重量が790㎏→2017年のセンゴクエース。(2016年のポプラ賞を790㎏で1着)

天馬賞3着以内に入った馬は29頭が700㎏以上の重量での入着歴があります。連対にしぼると20頭中18頭が730㎏以上での入着歴を持っていました。

■前走 3着入着した30頭の前走のクラスと天馬賞の着順です

前走クラス:頭数前走着順 1着/2着/3着/着外天馬賞成績 1着/2着/3着
OP:17頭5/4/1/79/6/2
A1:5頭0/1/0/40/2/3
A2:3頭0/1/1/10/1/2
B1:1頭1/0/0/00/0/1
選抜定量:2頭1/0/1/00/1/1
牝馬選抜:2頭1/0/1/01/0/1
選抜定量は地吹雪賞(定量500㎏)。牝馬選抜は準重賞レディースカップ

 入着馬の半数以上が前走OP戦を走っていて、OP出走組から9頭の勝ち馬が出ています。残りの1頭は牝馬選抜ですが準重賞のレディースカップ出走。勝ち馬は前走OP出走馬から探すことになると思います。相手もAクラスから。Bクラスの馬は勝って出走してきた馬が条件になります。


■関連レース
ばんえいダービーはほぼ天馬賞に直結しています。
天馬賞勝ち馬10頭のうち、ダービーの勝ち馬は7頭
天馬賞連対馬20頭のうち、ダービー3着以内だった馬は16頭

勝ち馬はもちろん、3着以内に好走している馬も要チェックです。

実際、天馬賞を人気薄で好走した馬に、ダービー3着馬が複数頭います。
2014年 テンカムソウ 7人気 19.5倍 3着
2017年 コウリキ 8人気 28.6倍 2着
2020年 コウシュハレガシー 6人気 25.1倍 1着
2021年 ジェイエース 5人気 34.7倍 3着

今年はタカナミ(ダービー3着)が該当したのですが、回避ということで残念。この世代のダービー2着馬はネオキングダム。
ダービー2着馬の天馬賞での成績は1着1回/2着3回/3着2回/着外4回です。

■出走馬<5歳 760㎏定量 牝馬-20㎏>
(ダービー/前走/3着以上入着時の最高重量)

1枠 コウシュハハリアー 藤本騎手
(ダ:不出走/A2-2:1着/730㎏<2着>)

2枠 ミソギホマレ(牝) 阿部騎手
(ダ:6着/OP:7着/720㎏<2着>)

3枠 サクラヒメ(牝)渡来騎手
(ダ:4着/牝馬選抜:1着/720㎏<1着>) 

4枠 アバシリサクラ(牝)島津騎手
(ダ:8着/A2-1:9着/700㎏<3着>)

5枠 マルモタイショウ 赤塚騎手
(ダ:不出走/A2-1:3着/725㎏<3着>)

6枠 マルホンリョウダイ 金田騎手
(ダ:7着/A2-1:1着/725㎏<1着>)

7枠 マサタカラ 鈴木騎手
(ダ:不出走/A1‐1:10着/720㎏<2着>)

8枠 オーシャンウイナー 菊池騎手
ダ:1着OP:取消(1走前OP:10着)790㎏<1着>

9枠 ネオキングダム 船山騎手
ダ:2着/A1:取消(1走前A2-3:10着)/750㎏<2着>

 天馬賞はダービー馬から。ということで◎はオーシャンウイナーです。ポプラ賞で790㎏で勝っていて、これはセンゴクエースのポプラ賞と同じ重量。過去10年の馬の中で最高重量タイになります。760㎏に何の不安も無いことと思います。苦手な内端枠に入らなくてよかったです
 唯一心配なのは馬場状態。スピード決着になると取りこぼしがあるかもしれません。オーシャンウイナーの敵は雪でしょうか。天候は晴れ予報なので、無事に勝ってほしいと思います。

 二番手評価はサクラヒメ。三番手はミソギホマレ。この2頭はクインカップをトップハンデで1、2着しており、天馬賞で入着しているキサラキク、ミスタカシマと同じ実績を残しています。特にサクラヒメはクインカップを強い勝ち方で勝ってきています。気になるのは重量なのですが、720㎏であれだけ強いレースをしたのなら。こなしてくれるんじゃないかと思っています。

 ミソギホマレと同じ評価にA1出走で鈴木騎手騎乗のマサタカラ、連勝でA2-1を快勝してきたマルホンリョウダイ、そして時計がかかる馬場になるなら、ネオキングダムです。コウシュハハリアーもマルホンリョウダイ同様、A2を勝っての出走なのですが、1枠の成績があまり良くないので(2歳時に1度1着に来たきりでそれ以降は人気よりも着順が悪いのです)評価を下げました。

2番手以降はみんな少しずつ不安材料があるので、私の中ではあまり差がありません。馬場によって厚く買う馬が変わると思います。速い時計の決着なら、サクラヒメ、ミソギホマレ、マルホンリョウダイ。時計がかかるようならネオキングダム、マサタカラにしようと思っています。

…と予想は予想として…推し馬、マルホンリョウダイとマサタカラが出走します。しかも隣同士!いや胸熱です。両馬ともに単複かってこの二頭の馬連とワイドを買って本番を待ちたいと思います。オーシャンウイナーやサクラヒメ相手にどこまで頑張れるか。楽しみです!