十勝帯広食べ歩き録vol.2 ~スイーツパラダイス<前編>~

スイーツ&スイーツ&スイーツ!

 十勝の食べ歩き第二弾は甘いモノです。甘党ならば、何はさておき十勝のスイーツは食べてほしい。乳製品の一大生産地であり、小麦も小豆もおいしいとあれば、お菓子がおいしくないわけがない!ばんえいツアーで羊以上に食べているのが十勝のスイーツです。
 こちらも紹介するのはいずれおとらぬ名店ばかり。今回はお店のリンクも貼りますので、ぜひサイトを覗いてみてください。甘い誘惑たっぷりの画像で癒されます(^_^)。お取り寄せなども楽しめるのではないかと思います。

帯広と言えば六花亭!
本店で楽しむ賞味期限2時間の味

六花亭公式サイト(店舗紹介):https://www.rokkatei.co.jp/shop/obihiro/

 帯広スイーツの王道中の王道。「六花亭」あまりに有名すぎて、かつ観光名所お土産名所でもあるので今更感もありますが、それでもなお冒頭に書かずにはいられない名店です。

  本店名物は賞味期限2時間~3時間という超ご当地限定スイーツの数々。「サクサクパイ」「雪こんチーズ」「十勝帯広発」「マルセイアイスサンド」。

手前から「とかち帯広発」
向かって左から「マルセイアイスサンド」
「サクサクパイ」「雪こんチーズ」
(奥にあるマルセイバターケーキはおまけ)

 サクサクパイはバニラの香り豊かなカスタードクリームが、文字通りサックサクのパイに詰まっており、食感と香りにうっとりします。
 とかち帯広発は平たいパリサクのパイに、ラズベリーソースが仕込まれたホワイトチョコレートが挟まっていて、甘酸っぱさがパイに合います。とかち帯広発は今夏立ち寄った時は無かったので、もしかすると最近は扱っていないかもしれません。
 マルセイアイスサンドは銘菓「マルセイバターサンド」のラムレーズンアイス版。もう聞くだけでおいしいでしょう!という鉄板の組み合わせです。バターサンドのサブレってなんであんなに美味しいんでしょう。それにラムレーズンアイスが挟まると無敵です。
 そして雪こんチーズ。私は本店で買える賞味期限短時間シリーズの中ではこのお菓子が一番お気に入りです。チーズ好きなんです。クリームチーズケーキをココアビスケットでサンドしているもので、濃厚なチーズがたまりません。(なお一番これがパンチ力もあります。結構お腹にたまります)

 本店の1階には購入した商品をその場で食べられるイートインスペースがあり、素敵なことにコーヒーが無料で飲めます。このコーヒーもとてもおいしい。朝9時から空いているので、観光に行く前のおめざに最適です。割と私は朝食替わりにすることもあります。何しろ一つに選べないので(笑) コロナ禍で今年のばんえい記念時はイートインができず、コーヒーサービスも無かったのですが、今年の8月に行った時はコーヒーもイートインも復活していました。
 今後の状況にもよりますが、きっと来年のばんえい記念の前後でもイートインは可能じゃないかと思います。

また、ここ2~3年ですが、限定商品だけではなく、ショーケースにケーキが充実しております。

迷いますよね…幸せな究極の選択です
そしてお値段!
丁寧な接客も含めてなんだか申し訳なくなります

 サクサクパイとともに、ケーキをいただくこともできるようになり、ショーケースの前で何を選ぶか悶々とするようになりました(笑) なお、今までのチョイスは下の写真の通りです。(どれだけ通っているのか?とつっこみたくなりますね…イートインじゃないときはテイクアウトで移動の車の中で食べてました。写真撮ってない回も多々ございます。

雪こんチーズ&フルーツオムレット
サクサクパイ&レアチーズケーキ
旅程に余裕があれば
2階の喫茶室で豊かな時間を

 六花亭本店の2階には喫茶室があります。OPENが11時からなので、ばんえい記念観戦をして翌日に帰る…となると他の食べ歩きとの兼ね合いでなかなか寄りにくいのですが、夏の帯広旅行などではできる限り喫茶室も旅程に組み込みます。そのくらい喫茶室もお気に入りなんです。

 きれいに盛り付けられた六花亭クオリティのスイーツ&コーヒー。モダンでおちついた内装、丁寧な接客。ホテルの喫茶にいるような優雅な時間を味わえます。

 そして夏となれば、ぜひともかき氷をおすすめします!それもマルセイキャラメル味を。六花亭ならではのかき氷だと思います。1階で買える賞味期限2時間スイーツは、喫茶でも注文できるので、毎回の帯訪ミッション?! も一緒にコンプリートすることができます。

喫茶室の内装モダンです
スフレチーズケーキ&コーヒー
夏ならではの六花亭のかき氷。
マルセイキャラメル味
美味しいのなんのって!
キャラメルに入っているビスケットが
トッピング。てっぺんはカリカリ大豆。
なお、喫茶でもサクサクパイはいただけます。

音更にそびえる
柳月御殿

柳月公式サイト(店舗紹介):https://www.ryugetsu.co.jp/info/shop/

柳月スイートピアガーデン店。
工場併設なんですがとにかく大きい!

 音更インター近くの広大な畑の真ん中にそびえたつお城のような建物。まず遠くから見えてきたときにびっくりします(笑)。

 柳月のスイートピアガーデン。観光名所で巨大な駐車場には大きなリムジンバスがよく停まっています。柳月は三方六という銘菓で有名です。白樺の木を模した、チョコ掛けのしっとりとしたバウムクーヘン。この切れ端が大きな透明プラパックに入って300円ほどで売られています。これが隠れたスイートピアガーデン名物。工場隣接店ならでは限定品です。なかなか買えないので発見したらぜひグループでお試しを。(切れ端350グラムを一人で食べきれる猛者をまだ私は知りません)ペラペラのバウムクーヘンをはがしながら食べるという不思議な食べ方になりますが、味は三方六です(笑) 

 柳月はばんえい競馬のスポンサーでもあります。ばんえいグランプリは「柳月杯」って冠がつきますよね。ばんえいファンとしては柳月も応援したいところです。

 売店の2/3がお土産屋さんで、1/3が売店とイートインスペース。スイーツと軽食を楽しむことができます。そしてここにも無料のドリンクサービスが。洋菓子にはコーヒーもいいのですが、柳月はあんこや黄な粉を使った和スイーツも多いので、あずき茶もおすすめです。

ファーストフード的なイートインスペースですが味は超本格派。観光地と思っているとそのギャップにびっくりします。

 肉まんやサンドイッチなども扱っているので、甘党じゃない人も楽しめます。連れが甘党じゃなくて…という人でも大丈夫。お土産もばっちり買えるので、レンタカーを借りている人はぜひ立ち寄ってみてください。

定番のきなごろもソフト
クレープにハムチーズサンドイッチ。軽食も楽しめます。
三方六の切れ端。隠れた名物です
ロールケーキ
充実したフリードリンクです♪

お土産になかなかできない
クランベリーの
巨大スイートポテト

クランベリー公式サイト:https://www.cranberry.jp/

本店の外観
名物のスイートポテトはイートインでも楽しめます
まるっと1本はこんな感じ。
グラム数で値段が変わります。
1200~500円くらいです

 大きいうえに賞味期限が短い(要冷蔵2~3日)ので、ご当地名物の銘菓なんだけどなかなかお土産にできないのがクランベリーのスイートポテト。切り分けたものをイートインで楽しむことができますが、まるっと一本はなかなか買えないんですよね。本当に美味しいのですが…。4~5人家族がおうちで待っているという遠征組の方で、このあとは帰るだけ…といった、翌日に確実に食べきれる人だけお土産にできると思います。あるいはお取り寄せという手段でないと関東ではなかなか食べることができないスイートポテトです。
 
 まるっと1っ本を家族のためにご購入された、食べ歩き仲間の写真をお借りしました。ズッシリ!480~600グラム。量り売りでお値段が決まります。ただお持ち帰りは切り売りしません。サツマイモの皮を器にして1本まるっと使って作るスタイルでインパクト抜群です。甘さは控えめでも、生クリームしっかり入ってる!とわかる濃厚なスイートポテトです。

 他の焼き菓子もおいしいのですが、まずここに来たらスイートポテトを食べましょう!という味です。三軒ジンギスカンはしごした後も別腹でするっと入りました(^_^)

 冷凍品をお取り寄せもできます。でも、できることなら帯広市内、幕別町に5店舗あるので、ばんえい記念の際には立ち寄って圧巻のショーケースを見てもらえたら、そしておいしいコーヒーと味わっていただけたらと思います。

 

以下<後編>に続きます。