第47回ばんえい大賞典 データ予想 (結果追記あり)

第47回ばんえい大賞典 BG3
3歳オープン 別定2−a 

 ばんえい3歳世代重賞3冠の1冠目になります。(世代重賞路線について詳しくは、ばんえい十勝公式サイトの重賞レース紹介のロードマップをご参照ください)

 番組情報によると、別定2-aとは「1重量格につき10㎏加減。オープン馬は本年度収得賞金160万円につき10kg加増」とあり、別定重量はオープン710kgです。今回オープン格のキングフェスタの出走はないので、一番上位のクラスはA2クラスのヘッチャラヤマカツエース。この2頭が690㎏でハンデ頭になります。一番軽い馬がB3クラスの牝馬でピュアリーナナセシンエイアロイの2頭。牝馬減量も含めて650㎏で出走します。最大40㎏のハンデ差でのレースです。

 暑い時期に行われるハンデ差の大きい若駒の重賞……やはりこのレースも比較的1番人気が苦戦します。

■人気別 馬券圏内入着回数
1番人気:1着2回/2着2回/3着0回
2番人気:1着5回/2着1回/3着2回
3番人気:1着2回/2着4回/3着1回
4番人気:1着1回/2着1回/3着2回
5番人気:1着1回/2着1回/3着2回
6番人気:1着0回/2着1回/3着0回
7番人気:1着0回/2着0回/3着1回
8番人気:1着1回/2着0回/3着2回

1着馬の最低オッズは
2018年:アアモンドグンシン(1.5倍)
最高オッズは
2017年:カネサスペシャル(56.5倍!)

とはいえ、1番人気は苦戦するものの、2番人気の勝利数、3番人気の連対は多いので、2~3番人気の馬からボックスで購入がおすすめです。とはいえ今回のメンバーは上位人気割れそうですし最後まで悩みそう…。

■枠:馬券圏内に入着した回数を枠ごとに記載します

着/枠12345678910
1着0303012100
2着0021111121
3着0011122111
10頭だて4回、9頭だて3回、8頭立て2回、7頭立て1回です。


 複数回勝ち鞍が出ているのが2、4、7枠。外枠は思いの外善戦しています。1枠の入着馬が1頭もいないところは気に留めておいた方が良いかもしれません。

■騎手:3回以上馬券圏内入着のある騎手をピックアップしました。
鈴木騎手:1着1回/2着2回/3着0回
藤本騎手:1着1回/2着0回/3着2回
阿部騎手:1着2回/2着1回/3着1回
菊池騎手:1着1回/2着1回/3着1回
西謙一騎手:1着0回/2着1回/3着3回

突出した成績の騎手はいないのですが、鈴木、藤本、阿部といったリーディング上位常連はいつもの通り名前が挙がります。その他でいうと菊池騎手と西謙一騎手が好成績です。今年は菊池騎手はヘッチャラ、西謙一騎手はクリスタルコルドと有力馬に騎乗予定。期待してしまいます。

■1着馬の馬体重
最小が977㎏のコウシュハクイーン
最大が1052㎏のイオン
やはり1000㎏前後の馬体重は欲しいところです。

■牡・牝の成績
牡25頭:1着7頭/1着10頭/3着8頭
牝5頭:1着3頭/2着0頭/3着2頭

もちろん牡馬が多いのですが、牝馬も勝ち馬が3頭、3着入着が2頭います。

【1着と3着の牝馬について】
勝馬は22年イオン(1人気)、15年シリウス(2人気)、13年コウシュハクイーン(2人気)といずれも人気に応えるかたちでした。
イオン、コウシュハクイーンは前走B3クラスで勝っています。シリウスの前走は世代選抜戦で手ごわい相手の6着でした。
(ちなみに…コウシュハクイーンとシリウスは前回のブログで紹介したアキバオーショウ産駒です。ツイッターでコメントくださった「快速牝馬製造機」とは上手いこと言ったものだなぁ!と思います)
3着はコウシュハサマーニシキウンカイ。コウシュハサマーは人気に応える形での3着ですが、ニシキウンカイは前走Cクラス。軽ハンデを活かして食い込んだパターンです。

1着になった馬は黒ユリ賞勝ちが2頭、あとの1頭も3着でした。世代のトップ牝馬であることが条件です。
今年のピュアリーナナセは黒ユリ賞勝ち馬で前走はB3-3組を1番人気で勝ち、
シンエイアロイも前走はB4-1組を1番人気で勝ち上がってきています。
過去入着した5頭にならうと、ピュアリーナナセは勝ち負けまで、シンエイアロイも馬券圏内は十分あります。

■重量
勝馬の重量
660㎏ 3頭(全て牝馬です。格付けでいうと680㎏と同格になります)
670㎏ 3頭
680㎏ 1頭
690㎏ 2頭
700㎏ 1頭(メムロボブサップです。やはり抜けて強いことがこのことでもわかります。)

勝ち馬のうち7頭がB1、B2クラス以上。残りの3頭もB3、B4クラス(重量格ではB1とB2、B3とB4はひとくくりです)
軸にするなら前走B1~B2クラスに出走し、好走している馬です。

■前走(3着以内入着の30頭の前走)
A1~2クラス:4頭(1着1頭/2着1頭/3着1頭/4着以降1頭)
B1クラス:3頭(3頭とも3着以内、1~2番人気)
B2クラス:5頭(全て連対)
B3クラス:9頭(1着4頭/2着2頭/3着1頭/4着以降2頭)
B4クラス:3頭(1着2頭/3着1頭)
Cクラス:2頭(3着1頭/4着以降1頭)
3・4歳選抜天の川賞3頭(全頭4着以降)
はまなす賞<3・4歳重賞>1頭(2着)

・Aクラスに出走して3着以内に入着していた馬は全て連対しています。(今回その条件の馬がおらず残念)
・B1~4いずれのクラスの出走でも上位入線していることが条件になります。
・Cクラスはわずか二頭ですが、この二頭はイレネー記念の出走があります。(今回はこの条件の馬もいません)

■関連レース
ステップレースとしてはとかち皐月賞、とかちダービーになるのですが、入着馬の成績をみているとあまり直結していないようで…それよりも直近好走が入着馬の条件と言えそうです。ただ、世代定量の重賞、イレネー記念黒ユリ賞は関連性が見えます。
2歳世代時より賞金上位10傑には入っていることが好走の条件のようです。(未出走の入着は5頭のみ)。牝馬は世代トップクラスであることが必要です。

・イレネー記念出走30頭中25頭(着順問わず)
・牝馬は黒ユリ賞出走5頭中5頭(5頭中4頭が3着以内)

■ばんえい大賞典の出走馬
1枠 ヤマノコーネル 牡3 670㎏ 島津騎手
前走B3-1:1着/イレネー記念未出走

2枠 ツガルノヒロイモノ 牡3 680㎏ 鈴木騎手
前走B2-1:1着/とかちダービー1着/とかち皐月賞1着/イレネー記念10着

3枠 ピュアリーナナセ 牝3 650㎏ 渡来騎手
前走B3-3:1着/黒ユリ賞1着

4枠 トワイチロ 牡3 670㎏ 西将太騎手
前走B1-2:8着/イレネー記念3着

5枠 シンエイアロイ 牝3 650㎏ 金田騎手
前走B4-1:1着/黒ユリ賞6着

6枠 ヤマカツエース 牡3 690㎏ 藤野騎手
B1-2:1着/イレネー記念9着

7枠 ヘッチャラ 牡3 690㎏ 菊池騎手
前走B1-1:1着/イレネー記念2着

8枠 レグルス 牡3 670㎏ 長澤騎手 
前走B4-2:1着/イレネー記念未出走

9枠クリスタルコルド 牡3 680㎏ 西謙一騎手
前走B1-4:2着/イレネー記念4着

う~~ん。見るからに大混戦。トワイチロは前走大きく負けていますがそのもう一走前はB1-3のレースで勝っているので…。みんな優秀。
おそらく1番人気がヘッチャラで二番人気がツガルノヒロイモノになりそうな…いや、5連勝中なので逆かもしれません。ヤマカツエースとヘッチャラ、有力で先行する馬が隣同士に入っているので競る形になればツガルノヒロイモノはおいしいかもしれません。データの要素でいうなら鈴木騎手、2枠、前走B2-1の勝ち、イレネー出走…◎はツガルノヒロイモノになるでしょうか。あえてトップハンデの2頭を外してクリスタルコルドに〇。三番手評価にヘッチャラ、ヤマカツエース。

で…ここまでは頭で考えた予想です。ここからは心の予想。この世代の推し馬はなんといっても「ヘッチャラ!」なんです!ぐりっぐりの◎ならぬ♥。トップページの日報のイラスト…止まったままですみません(><)理屈抜きにこの顔、体、真面目そうな性格にキュートな名前。もうツボしかないです。オッズ見て最後はヘッチャラの単1点で終わってしまうかもしれません…。

結果:答え合わせ

 ちょっと旅に出ていまして、更新すっかり遅れました。すみません。
 これ、とれてたらちょっと威張れたんだけどなぁ(笑)。最後までヘッチャラツガルノヒロイモのとを2軸の1頭どちら選ぶかを迷っていたんですが…またしても(;´д`)こんな絵文字になってしまいます。結局クリスタルコルドツガルノヒロイモノからはいってしまいました…代りにヘッチャラは単勝にしていたんです。なんという見事な外しっぷりで(笑) 馬券みていただければわかりますが、トワイチロもピュアリーナナセも流しています。しかも単勝はヘッチャラ。…なんというか芸術的な外し方です。これでなぜ三連複が取れない(笑) 

 いや、でも、ツガルノヒロイモノ5連勝ですよ~。やっぱり買っちゃうじゃないですか。近走好走が条件とも書いたし(ただしステップレースはあまり関係ないとも書きました…(^_^;)でも1番人気は外したかったのに…最後までオッズも追いかけなかったからなぁ…。大賞典の一番人気はかなり抜けた存在じゃないと来ないんだよなぁ…。終わってからならいくらでも言えるのよね…う~~ん。いと、情けなし。

 レースはやはり馬場はかなり重かったんだなぁ。みんな最後詰まったり脚色がにぶっていました。ヤマカツエースは重量かな。あと10㎏重量軽かったら、3着はこの馬だったかも。障害は相変わらず上手いけど最後やっぱり詰まってしまった。データでいうところの大賞典は680㎏を軸に…とは間違いじゃなかったみたい。

 それにしても、乾くと重くなるとはいうものの、ここまで乾くと、重よりやや重くらいなのかな?と思っていたのですが…。結局それまでが本当に軽い馬場のレースが続いていたので、各馬、感覚の落差もあったのかも知れません。クリスタルコルドは勝利騎手コメントを読むと、重い馬場に対応する自信があったようで、この馬重くてもOKなんだと私の脳内メモに加筆されました。ブリンカー装着の外枠ということで、この馬かえって外枠も良かったのかもしれません。馬を気にするなら片側でもいないほうがいいですものね。まだ外端枠はこれで3回目なので引き続き外枠に入った時を注目していきたいと思います。

 ピュアリーナナセは定量戦の黒ユリを勝っているのでここでもやはりいい勝負をしてくれました。勝ち負けを意識というより慎重に上げて末脚にかけたような騎乗でした。結果3着に届いたというレースぶり。馬券買っておきながら驚いたのはトワイチロ。B1-3の勝ち鞍を評価して買いましたが、馬体重913㎏。多分過去10年で3着入着した馬の中では最軽量のはずです。どこにそんなパワーがあるんだろう。一度、第二障害で止まってもしっかり二の腰入れて障害を上げているし、最後の直線で詰まった後の歩きだしもこの馬が一番早い。軽馬場でなければ苦しいかな?と思っていましたが認識を改めました。馬体が成長してくれば、将来ばんえい記念に出るのはこの馬かもしれません。お父さんのインフィニティーもゆっくり成長した馬ですし、今後が楽しみです。

 

二軸の1頭、最後までまよって間違えました。
いや~なんというか…下手くそ(^_^;

レース結果