第16回柏林賞 データ予想(結果追記あり)
第16回柏林賞 BG3
4歳オープン 別定4
ばんえい競馬の世代戦、サラブレッドで言う所のクラッシックロードは、2歳から始まり、3歳、4歳と3年間にわたって続きます。ばんえい競馬は4月~3月の年度区切りなので、馬齢でいうと2歳~5歳の3月までというロングスパンです。2歳、3歳、4歳と各世代に3つの重賞があり、牝馬限定の重賞もあります。(詳しくはばんえい十勝公式サイトの重賞レース紹介のロードマップがわかりやすくておすすめです)
柏林賞はその4歳世代の3冠レースの第一弾となります。別定4とは番組編成会議により決定とあり、番組情報で確認すると、オープン720kg、1重量格ごとに10kg加減するとのこと(牝馬は-20㎏)ということで一番軽い馬で670㎏、一番重い馬で720㎏と50㎏も重量の幅があるハンデ戦になります。
■人気別 馬券圏内入着回数
1番人気:1着2回/2着2回/3着0回
2番人気:1着1回/2着5回/3着1回
3番人気:1着2回/2着0回/3着1回
4番人気:1着4回/2着0回/3着1回
5番人気:1着0回/2着1回/3着1回
6番人気:1着1回/2着0回/3着2回
7番人気:1着0回/2着1回/3着1回
8番人気:1着0回/2着0回/3着1回
9番人気:1着0回/2着0回/3着1回
10番人気:1着0回/2着1回/3着1回
1着馬のオッズは1.3倍~13.8倍。1番人気から6番人気まで
ハンデの大きな若駒の重賞ということで、穴党向けの重賞です。人気も割れ気味で、1番人気に信頼がおける年が少ないというのがデータからわかります。上位人気では2番手~4番手の評価の馬を軸にするのがいいようです。
■枠:馬券圏内に入着した回数を枠ごとに記載します
着/枠 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 |
2着 | 0 | 1 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 |
3着 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 2 | 1 | 2 | 1 |
複数回勝ち鞍が出ているのが5~7枠。中枠がやや有利といったところです。1枠はあまりいい数字が出ていません。
■騎手:3回以上馬券圏内入着のある騎手をピックアップしました。
鈴木騎手:1着4回/2着2回/3着0回
藤本騎手:1着1回/2着1回/3着1回
阿部騎手:1着1回/2着2回/3着0回
藤野騎手:1着0回/2着3回/3着0回
西謙一騎手:1着0回/2着2回/3着1回
鈴木騎手が圧倒的な結果を出しています。2年に1回以上の確率で連に絡む数字はすごいと思います。
■馬体重:成長過程の馬たちなので、入着馬の体重にも注目してみまた。
1000㎏以下の3着以内の入着馬はわずか2頭。出走馬に1000㎏切る馬自体が昨今少ないとは思いますが、馬格はあるにこしたことはありません。
■牡馬・牝馬
牡馬:26頭
牝馬:4頭(ミスタカシマ・シンエイボブ・アアモンドセブン・ナナノチカラ)
今年は出走予定馬に3頭牝馬がいます。過去の牝馬の入着頭数も調べてみました。
牝馬4頭には共通項があります。2歳牝馬限定重賞の黒ユリ賞、あるいは3歳牝馬限定のBG1ばんえいオークスいずれかの連対馬であることです。特にミスタカシマ、ナナノチカラは両レースの勝ち馬です。今年の出走馬ではサクラヒメ(ばんえいオークス)、ミソギホマレ(黒ユリ賞2着)はこの条件を満たしています。
■重量別成績
670㎏:1着0回/2着1回/3着1回
690㎏:1着5回/2着2回/3着8回
700㎏:1着2回/2着2回/3着1回
710㎏:1着0回/2着3回/3着0回
720㎏:1着3回/2着2回/3着0回
670㎏~720㎏までまんべんなく入着馬が出ています。でもさすがにBクラスの牝馬(670㎏)の勝ち馬はいません。オープン馬が実績を見せつけるパターンと、Bクラスの馬がハンデを活かすパターンに分かれるようです。690㎏で出走する馬の3着入着回数はなかなかの高確率なので、馬を絞った後に迷ったらBクラスの馬(あるいはAクラスの牝馬)を3着付けにするというのも有りかもしれません。
■前走と関連レース
これが…実はこれと言った数字がでてこなくて…。
【3着以内入着馬30頭中】
●前走
3着以内:17頭
3番人気以内:21頭
●ばんえいダービー
出走馬:24頭
3着以内馬:13頭
●3歳3重賞全て出走:17頭
【連対馬20頭中】
●前走
ゴールドトロフィー3歳以上選抜:7頭
オープン:1頭
A1―A2:6頭
4歳オープン:4頭
B-1:2頭(1頭はB1を勝ち、1頭は3歳重賞勝ち馬)
確たる数字ではないですが、なんとなく見えてくる条件です。
・前走は人気あるいは好走している
・ばんえいダービーに出走している(着順問わず)
・ゴールドトロフィー出走組
・Bクラス出走の場合は3歳重賞の実績があるか、勝っている
ゴールドトロフィーは前年度の勝ち数の多かった馬上位から、重賞とオープン出走を除いた馬を選抜して行われるレースです。
つまり昨年からめきめきと強くなってきた馬たちの選抜レースで、新興勢力の目安になると思います。
■出走予定馬(性別:ダービー着順、前走レース)
アバシリサクラ(牝:ダービー8着、B1 3着)
イワキダイヤ(牡:未出走、4歳オープン 2着)
オーシャンウイナー(牡:ダービー1着、4歳オープン 4着)
コウシュハハリアー(牡:ダービー未出走、ゴールドトロフィー 6着)
サクラヒメ(牝:ダービー4着、ゴールドトロフィー 1着)
タカナミ(牡:ダービー3着、B1 4着)
ネオキングダム(牡:ダービー2着、A2 7着)
マサタカラ(牡:ダービー未出走、B1 2着)
ミソギホマレ(牝:ダービー6着、B1 5着)
リアンドノール(牡:ダービー未出走、B1 5着)
普通に行けば、この実績なら牝馬ながらサクラヒメが1番人気になると思われます。あと人気どころはオーシャンウィナー、イワキダイヤ、ネオキングダムあたりまで印が付くんじゃないでしょうか。オーシャンウイナー720㎏、サクラヒメ700㎏。この重量がどうでるか…。サクラヒメが700㎏以上を曳いたことがあるのは2回。ばんえいダービー710㎏が1番人気で4着、プリンセス賞700㎏が1番人気で2着。いずれも軽い馬場の日でしたが負けています。690㎏で出走できる馬のなかで、B1クラスと選抜レースを連勝し、4歳OP戦でサクラヒメと同斤量で5秒差だったイワキダイヤに◎で馬券検討しようかと思っています。
予想とは別なのですが、大好きだったミスタカシマの甥っ子、マサタカラを応援しています。このレースに実績のある鈴木騎手の騎乗でしょうし、好走を期待しています。今回の「お約束・推し馬馬券」です。
追記:答え合わせ
まずは、◎を打った馬が外端枠はいっちゃった(><)イワキダイヤの外端枠をチェックすると…ありゃ、あまり良くない。3番人気が2回あって2回とも5着も外してる…これは割り引いてみないとダメだ…。
そして今日、馬場水分は1.2%で重そうに見えるけど、一つ前のレースは1分40秒を切る早い時計。?重いんだか軽いんだかよくわかんない馬場だな…こういうどちらでもない中途半端な(よく言えばちょうどいい馬場)ってマサタカラ得意だよなぁ…あれ?オッズみてたら4番人気だ…恵介騎手乗るもんな。うんうん。
そんなわけで通常ここでは1000円分購入する。と自分ルールを決めていたのですがあっさり破りました。3連単勝負でサクラヒメを1,2着から外すならきっとガミりはしないだろうと(笑)。馬券外れればガミるも何もなくマイナスなんですが…買う時はそういう頭がない。というより当たりそうって自分で自分に期待していたんです。
ある程度スピードは要るけど、障害降りた後はスタミナ勝負になるようなやや重めの馬場ならば、自力上位のオーシャンウイナーとネオキングダムで行けるんじゃないかな。でもネオキングダムは内端枠だし、そもそも2歳のころから筋金入りのシルバーコレクター。この馬来ても2着じゃないかな。などと考えて購入したのが下の馬券。
はい。応援馬券しか当たっていません(笑)
最後の直線20m当たりではオーシャンウイナー→イワキダイヤ→サクラヒメで取れるんじゃないか?!?!と思いました。一瞬でしたけど。最後イワキダイヤもしっかり詰まり(スタミナ切れで脚が止まることを詰まると言います)ましたもんね…これぞばんえい!というのを実感して頭抱えた方、私だけじゃないはずです! でもそのあとちゃんと4着でゴールできたのは男馬の690㎏だからかな。先行馬好きの私はよく4着外しをします…トホホ。
1番人気のサクラヒメは来れても3着までだろうな…と思っていました。700㎏がサクラヒメの一つの目安で、そこを超えると割引が必要だなと思います。それに今日は馬場も乾いていましたから…でも気持ちで頑張る馬なんですね。最後息切れしちゃいましたけど大事なくてよかったです。
そう言えば、こういう見た目重い?!でもそこそこタイム出てるね…という乾いている割に速めの馬場というのはマサタカラさんだけではなく、ミソギホマレさんも得意なんでした。そして、この馬は黒ユリ2着の後、イレネー記念でもオーシャンウィナーの3着に来ているんですよね(この時もパッサパサの馬場でした)終わってみれば3着には拾える馬だった…というより…なぜ馬連でいかないんだ?私は。ということで今回「も」完敗です。…書いてて不安になります。コーナー当たる日が来るのかな(^_^;