2025年重賞戦記 旭川記念

姿はちょっと幻想的でした
2連覇おめでとう!
西謙一騎手のコメントに
やはりばんえい競馬の頂点は
ばんえい記念なんだな…
と改めて気づかされました
小頭数ながら見応え満点!
クリスタルコルドのイメージって私の中ではメジロゴーリキと被るんですよねぇ…。西謙一騎手が手綱をとっているからかもしれませんが…この馬が目指しているところが、古馬の高重量戦、ばんえい記念だという所もそのイメージを強くさせるのかもしれません。前目に押して歩いて行って、障害上げて最後歩き切る。王道のレースをするところも、切れる末脚を持っている馬にやられてしまう所も似ているのかなぁと。顔は全然似てないんですけど雰囲気とレースぶりが似ているんです。ゴーリキは軽馬場のばんえい記念を制していますが、ずっと重賞レースでは馬場が重くなれば!とよく言われていた馬です。
愛しのゴーリキの回顧ではなく、クリスタルコルド。砂埃が舞う重い馬場の先行からの歩き比べ。いや~しびれるレースでした。インビクタもコマサンエースもみんな持ち味が出ていました。インビクタはこれで春先3着2着2着。障害の上手さは本当に抜群で、だからこそ先行してもばてないし、常に安定した成績を残しています。この馬もコマサンエースのように年を経て完成してきた馬のように思います。今のレースぶりなら800㎏前半までは守備範囲です。(5~6歳くらいの頃は800㎏超えたらどうかな?って思っていました)
小頭数でしたけど、伝統の古馬重賞の格に見合うすばらしいレースだったと思います。ところでコマサンエースは障害のとっかかりのアクションは毎回激しいですね。あれだけ激しく馬が伸び上がるようなバイキかけるのを(バイキとは手綱を引いて後退させて歩き出させるばんえい独特の追い方です)、最初は驚いてみていたんですが、改めてコマサンエースのレースの第2障害のとっかかりだけまとめて見てみるとどうもそういう気合の着け方のようです。逆にインビクタは障害に入る前のリアクションが凄く小さい。各馬のレースぶりの違い、個性がよく観察できるもの、ゆっくりなばんえい競馬ならではの魅力だと思っています。
コウテイが案外だったのは夏バテかなぁ…。ばんえいグランプリも出走しませんものね。この暑さです。涼しくなるころにしっかり体調が戻ってくればと思っています。
今週末のばんえいグランプリ、いよいよ王者の出陣です。さて、メムロボブサップのペースにクリスタルコルドは付いていけるかな。春先活躍した旭川記念の1~3着馬。挑戦者として王者に真っ向勝負に行ってほしいなと思っています。