チャンピオンカップ観戦記

それにしても何てリラックスした顔!
豪華メンバー!見に来てよかった
年末年始の繁忙期、人も馬も会いたいと帯広が無性に恋しくなりまして、思わず航空券をポチッっとしておりました。昨年は黒ユリでしたが今年はもしかしたら、推しのリョウユウが王者メムロボブサップと走る姿が見れるかも…(天馬賞勝てるかもって思っていたんです)と思い、チャンピオンカップに日にちを合わせました。リョウユウは結局月曜日のメインレースで、見ることはかないませんでしたが行けば楽しい帯広旅行、今回はいろんな方とお会いしてお話をさせていただく機会に恵まれました。お話させていただけた皆さまに心から感謝いたします。楽しく有意義な時間をありがとうございました。
チャンピオンカップ
今回のチャンピオンカップ、レースそのものの回顧はゴーさんが素晴らしいレビューを書いていらして、ほぼほぼ同意見なのでリンクを貼ってごまか……いえ、すみません。私なりの各馬のレース所感を写真の下に少しずつ書いていこうと思います。
1番 キングフェスタ
810㎏の重量を背負って、かつ、第2障害で苦戦した後に下りてからあのキャンターが出せるのは本当に並みの馬では無いと思います。鈴木騎手他馬に置いて行かれないようにしつつもかなり息を入れてから障害にかかっていたように見えました。あのペース配分と障害の立て直しはさすがとしか言いようがありません。ただ…この上り方で900㎏以上の重量でも同じレースができるかなぁ?
2番 リュウセイペガサス

馬が悪いわけでは無いのですが、違和感のある出走でした。やはりここに入ると敷居が高いと言わざる得ません。790㎏は初めての重量で、赤塚騎手は他馬とは関係なく終始リュウセイペガサスのペースでレースをしていたように思います。この重量で障害を止まらずに上げ切れたのはこの馬にとっては収穫でした。ただ「チャンピオンカップ」というレース名とBG2の格付けを考えるなら、選抜方法はちょっと違う…と思います。
3番 メムロボブサップ
踏み込み深いなぁ…後躯の動きのダイナミックさをパドックでも感じます。他の馬が700㎏後半や800㎏前半で重いと感じてしまうので、この馬にとって800㎏台の30~40㎏のハンデキャップは有って無いようなもの。2障害の頂上で膝をついたのは曳けなくてというよりちょっとバランスを崩したような感じで、下りてからのキャンターと歩きから見るとヒヤリとした…という感じでもなかったかな…という気がします。むしろ珍しいなと感じたのはゴール前、ちょっと苦しそうな歩きでした。ただそれでも2着以下が最後に脚が止まる中、この馬だけは止まりませんでした。
4番 タカラキングダム
いやあ、人馬ともにカッコイイ~!冬の毛でも銭班が浮かぶ好馬体。ただ、今回はタカラキングダムの悪い「らしさ」が出たなぁと思います。登れないのではなく、登らない。横に大きくヨレて、ゴネてましたね(^_^; この辺り、もう少し馬が成長しないと800㎏を超える古馬重賞で、重馬場だったり、ハイペースだったりすると厳しいのかもしれません。
5番 クリスタルコルド
全身から漲るやる気!首から肩にかけてのふとましさとみっちり筋肉の詰まったお尻が、ばん馬のオープン馬だなぁ!と、うっとり。そう、やっぱり雰囲気がゴーリキさんに似ているんですよ。この馬。騎手も西さんだというのもあるのでしょうけれど。顔は全然違うんですけどね…。レースで厳しい時、首を伸ばしながら歩くところも似ているなぁ…。今後BG1で顔となる馬だと思います。800㎏を越えても先行馬について行って、障害を止まらずに上げ切るし、最後ゴール前止まってからの動きだしも早い。今年ばんえい記念出ないかな~。出たら善戦するんじゃないか…とひそかに思っています。
6番 コウテイ

ばんえい記念の時もそうだったけど、やっぱりカメラ目線なのよね…高速口パクも相変わらずで、あどけない顔が可愛い。レースを見なおして思ったのが、第2障害の二の腰(止まってからの次の一歩)の入れ方が上手。この上げ方ができるなら1㌧でいいレースができそうです。もしかしたら…ジャイアントキリングあるんじゃないかな…とちょっと思いました。
7番 ホクセイハリアー

やはり古馬たちと比べると体つきに幼さを感じます。これからどんな風に成長していくのでしょう。今回は果敢に先行したけど、やっぱりオーバーペースだったかな…と思います。でも勝ちに行くのではなく胸を借りるレースなら、すがすがしい先行っぷりでした。苦しい展開の中最後までよく歩いたね!
8番 スマイルカナ

かわいい&かわいい!ここはもう出走表を見た時点で、無事に走ってくればいいよ…と思ってしまっていました。色々無理のある斤量です。そう、異世代勝負のチャンピオンカップとドリームエイジカップはどうしても若い牝馬に酷な斤量になってしまいます。特に世代重賞で強くて賞金を稼いだ牝馬にとっては。今井騎手も終始無理のないレースを心がけていたように見えました。
9番 インビクタ

素敵なカメラ目線とカメラ耳をありがとう!いや~イケメンだなぁ!レースは案外でした。曳き頃な重賞だと思ったんですが…。
10番 ミュウ

ここがラストランだったんですね。後々生産牧場関係者の方のX投稿を見て知りました。かわいらしい飾りをつけて、凛としてパドックを周回していました。実はチャンピオンカップで一番驚いて、かつ感動したのはミュウの5着。初の730㎏で先行馬とあまり離されないペースで障害までたどり着き…案の定障害は苦戦しています。でも、二度、三度と踏ん張って上げ切り、下りてからは止まらず歩き切っています。本当に頑張りました。いいレースをしたと思います。


障害の上がり方だったなぁ

オンオフがはっきりした馬です
ペタペタとレース写真もはりつけてみました。それにしてもメムロボブサップは強かった!ばんえい記念での王者のレースが本当に楽しみです。