2025年度重賞戦記 はまなす賞

こっちのアングルだとイルミネーションが無いので
ちょっとはまなすの花など
あしらって見ました。
真っ赤な鬣飾りと馬具が本当に綺麗!
大きくてかわいくて強い。これぞばん馬です。
シン君おめでとう♬
ライバル&ライバル
おめでとう~スーパーシン!能力検査の時から応援していた馬なので2つ目の重賞が取れて本当にうれしいです。この日はスタートダッシュ良く好位置につけてからあと、ゆったりと第2障害下までレースを運ぶことができました。最後脚が止まらなかったのはこの道中があってこそ。ばんえい競馬は平地競馬同様ペース配分が重要であることが良くわかるレースでした。
前半64秒、最終的に1分50秒台の半ばで決着がついているので、例年よりちょっと遅めのタイム。毎年馬場の砂の状態が微妙に違うので単純に比較はできないですが、前半のペースはやや遅めと言えます。そのゆったりしたペースの中、かからず余裕をもって行けました。藤野騎手がインタビューで勝因に語ったように、力まずに2障害下まで行けたことが、最後までしっかり歩ききれた要因だと思います。2障害、登り始めにちょっとヨレたんですが、上手く腰が入りました。坂の頂上に着くときには修正していて、さすがベテランの手綱さばき。次の重賞レースでもこんな風に道中リラックスして運べたら…楽しみです。
2着はキョウエイエース。スーパーシンには同世代にキョウエイエースとスターイチバンという強力なライバルがいます。今回はスターイチバンがお休みしていましたので、ここでの同世代のライバルはキョウエイエース。先に2障害を下りたのはキョウエイエースですが、あとから下ったスーパーシンの末脚の方が勝っていました。一気に差し切って、しっかり歩き切れれば、キョウエイエースはスーパーシンには届かない…。ただ、キョウエイエースの方が20㎏ハンデが重かったので、このハンデ差が無ければかなり際どかったのではないかと思います。馬体重も20㎏以上減らしていましたし、体調も万全じゃなかったかもしれません。いずれにしてもハンデ差を考えると、僅差と言っていい1~2着。次の菊花賞ではスターイチバンも交えての巴戦。ハンデ差もこれでほぼイーブンになるでしょうし、どんなレースになるのか本当に楽しみです。私は20㎏のハンデ差が無くなっても、このはまなす賞の様なレースができるなら、スーパーシンはライバルたちに負けないと思っています。
3着、4着は4歳牝馬のライバル2頭。こちらもこの先の戦いが熱い2頭です。3着のスマイルカナは馬体重を大幅に増やして(というより戻して)来て、パドックでもとても元気が良さそうに見えました。暑い時期、若駒と言った条件を考えると馬体重は増えていたほうが好ましい。そしてスマイルカナのパドックで良いなぁと思ったのは元気があるけど、うるさすぎない事。イレネーで見たパドックのときより各段に大人になっていました。とはいえ、暴れてる?!と思ったほどのイレネー記念の時で2着ですから…テンション高くても結果が出るのがばんえい競馬なのですが。
そのスマイルカナ。スタートも良く第1障害を前目で下って、第2障害へは4~5番手でたどり着き、しっかり息を入れて、スムーズに第2障害を上げ、4番手で下りて、しっかり歩き切ってゴールでカフカをとらえ3着入線。尻尾ブンブンのアグレッシヴなパフォーマンスとは裏腹に、スマイルカナはとっても優等生なレースぶりで3着をもぎ取りました。逆にカフカは、スムーズさを欠いたレースでした。彼女は第1障害をキャンターで越えるのがあまり上手く無いようで、だいたい第1障害を下りたところで後方からのレースになるのですが、この時の「追っ付け」具合で"行きたがりスイッチ"が入っちゃうときがままあります。スイッチが入っちゃうと2障害の下で十分息が入れられないんですよね…。こうなると、えいやっって、ペース配分等考えずに上げちゃうしかなくなるので、最後苦しくなります。ただ、じゃあ「追っ付け」ずに後ろから行けばいいのかというと、カフカは坂を下ってからキャンターが出るタイプではないので、前に行って先に降ろして歩き切らないと勝てないので…。金田騎手は難しいと思います。
それでも第2障害を止まらずに上げ切れて、最後まで止まらずに歩けているのはスゴイの一言。強い馬です。この2頭は勝ったスーパーシンよりも10㎏重たい680㎏でレースをしています。2頭とも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。本当にいいライバルで、この後2頭はクインカップで4歳牝馬の頂点を争うことになるのですがさて、どっちが勝つのかなぁ。馬場やレース条件などで結果が変わりそうで、このライバル対決も大注目です。
4歳世代はマユヒメさんの世代で、どうやらマユヒメさんもクインカップに出られそうなので、クインカップは現地観戦する予定なんです。もちろん推し活ですので推しの子第一ですけど、それはそれとして、やっぱりこの2頭のレースを直接見られるのも本当に楽しみにしているところです。