2025ばんえい記念DAY その1

乗せて大活躍でしたね!
フクスケ
本当に今更なんですけど…コラムとしてこれは書いておきたいなと思ったばんえい記念DAYのこと。実は今回の旅行では6年ぶりに、私にばんえい競馬を教えてくれて、帯広競馬場に連れてきてくれた師匠がばんえい記念に参戦しました。毎年ダービーとばんえい記念は現地で!とおっしゃっていた師匠は、3年前に脳出血を発症して重度の障害を体に残しました。
その後本当に強い意志とたゆまぬ努力でリハビリをがんばり、今年帯広競馬場へ戻ってこられました。一言であっさり書いては申し訳ないほどの、長くて厳しいリハビリだったと思います。そしてそのリハビリはまだまだ今も続いています。でも、ご自身の脚で歩いて、平地なら走れて、旅行に出ることができるまで体の機能を戻すことに成功されています。2025年のばんえい記念ツアーでは、長く厳しいリハビリを頑張ってこられた師匠のご褒美ツアーに同道する目的もありました。
実は昨年の11月、ふれあい動物園で車椅子の女性をフクスケが乗せていたのを見ていたので、きっと今の師匠なら乗れるんじゃないかな?と思っていて、フクスケが出ていたらお声がけをしようと思っていました。フクスケを繋いでお客さんを乗せられる階段付きの乗り場は、最初は小さいお子様向けに用意された乗馬台だと思うのですが、体が不自由な人もばん馬に乗って触れ合える、実はものすごく自慢していい設備だと思います。
フクスケがお仕事場にいたのをスタンドの3階でみかけたので、慌ててふれあい動物園に行きました。一応聞いてからの方が良いと思ったので、服部調教師に事前にお伺いをして「大丈夫だよ」と話してもらってから、急いてスタンドに戻って師匠に乗れますよ!とお伝えしにいくと「乗る!」と。本当にこの勇気とチャレンジ精神は素晴らしいと思います。

もちろん写真の使用許諾も
いただいています
カッコいいですよ!
実は師匠は自分のリハビリ記録をずっとアメブロにアップしていまして、そのアップ用に動画も撮影していたんですが、撮影しつつちょっとハラハラしました。ばん馬は幅があるので麻痺側の足に体重を乗せてまたぐの、結構大変そうだったのです。でも、職員さんも2人がかりでフォローに入り無事に騎乗。その間、じっとしていられるフクスケも偉かった。
麻痺側じゃない側から乗るほうが本当は乗りやすかったと思います。それでも、リハビリされてきた右足は頑張りました。たぶん来年の川崎ではハクウンリューに乗れるんじゃないかなぁ…と思いながら、シャッターを切っていました(笑)
ふれあい動物園って本当にすごいな…と改めて思ったばんえい記念でした。
ただ、この日のフクスケと職員さんはきっと1年で一番お忙い日だったんじゃないかと思います。師匠を乗せてくれてありがとうございました!