2024年度重賞戦記 3/2 ポプラ賞


まずはお詫びを。今回色々描きものをしていたためにデータブログまで手が回りませんでした。おそらく、来年以降もデータまで手が回らない時期が増えるのではないかと思われるので、過去10年のデータ集はあと2回、イレネーとばんえい記念で終わりにしようと思います。
イラストを描くことと、ライフワーク?にしている種雄馬の調べモノにに少し集中しようかな…と思っていることが理由です。その分、イラストを楽しんでもらえたらと思っています。レース後のイラスト、レースレビューは来年もできる限り続けようと思っています。
レースレビュー
イラストは溜めに溜めておりますが、来シーズンまでの宿題ということで(^_^; 今年もばんえい記念の出走馬ミニポップを作成中です。それが終わってから取り掛かるので(…まあ宿題をために溜めまくってますね…ごめんなさい。1枚絵を集中して描くとこうなるんですよね…来年はもう少し計画的に描きます…)ばんえい記念にご来場される方は、どうかスタンド入り口のゴーリキさんを、来れない方はセブンイレブンのネットプリントで出力できるポストカードを楽しんでいただければと思っております。
長い前置き失礼しました。レースは……やった~~~~~~!リョウユウが勝った~~~~~~~!です。いやもう、ゴール直前止まった時は私の心臓も止まるかと思いました。モニター前で私はそれはそれはうるさかったです。障害最初に降りた時は勝った!って思っていたので、止まってしまったことも、タカラキングダムが凄い脚で追いこんできたことも、止まらずに歩いてくるウルトラコタロウも、全部ひっくるめてええ~~!それはない!!とモニターに突っ込んでました。いやリョウユウ残せてよかった。リョウユウの障害力、タカラキングダムとのハンデ差、鈴木騎手の素早い立て直し等などが奏功した勝利でした。あそこで止まるのは鈴木騎手も想定外だったのではないかと思います。同じタイミングで障害を下りたジェイヒーローが最後苦しくなりましたし、前半前に行っていたジェイホースは障害で膝をつきましたので、かなり厳しい流れだったのだと思います。リョウユウたくさんたくさん厩務員さんに鼻面なでてもらっていましたね。ようやく重賞勝てて本当に良かったです。
2着は810㎏で下りてからすさまじい脚で追い込んできたタカラキングダム。同じ斤量のチャンピオンカップでビリだったとは思えない変わりようです。同じ斤量でこうも違うのは、おそらくレース前半。チャンピオンカップと映像を見比べてみると、ポプラ賞ではだいぶ金田騎手が慎重に乗っているように見えました。チャンピオンカップでは1障害を通過して2障害にまでの道中半ばまで、けっこう金田騎手は追っていますし、位置取りもポプラ賞より前目です。これでちょっとしんどくなって、2障害でへそを曲げたのだと思います。ただ、相手は古馬の一線級。後ろにいては最後届かないという判断での前半の押っつけだったはずです。今回のポプラ賞では第2障害さえ無事に越せれば届く…という判断で、じっくり構えたのではないでしょうか。何より今後障害にきちんと向かってもらわなくてはならないので、矯正の意味合いもあったのかもしれません。慎重に行ってしっかり障害を上げ切りました。チャンピオンカップに比べ前半タイム的には2秒の違いですが、タカラキングダムはかなり息を入れながら第2害の下まで来ていると思います。
3着のウルトラコタロウはもう、なんというか、偉い子だなぁ…真面目な子だなぁ…となでなでしてほめちぎってあげたいレースぶりでした。2障害のてっぺんで止まるもすぐにもう一歩を踏み出し、下りてから止まらずに歩き切りました。下りてキャンターで差すタイプではないけど、着実にレースをしていつも必ず上位にいる。このレースぶりなら、どこかで肩掛けが取れると思います。それにしても実況「これで重賞6回目の3着!」って。いやすごく偉いことなんだけど…力んで実況するには切ない内容のような気がします(笑)。ライジンサンは斤量かなぁ。それにしてもまるでサラブレッドのようなローテーションでばんえい競馬の重賞戦線を戦っています。こういうレースの使い方をする馬を私は見たことが無くて、これからどんな形で成長するのか楽しみです。すでに標準は天馬賞なのかもしれません。