ばんえいトークショーinJRA競馬博物館
JRA競馬博物館で初の
ばんえいトークショー
府中競馬場の4コーナーの奥(という説明で正しいのでしょうか…)にあるJRA競馬博物館。普段の展示も大変おもしろいのですが、ここにある「馬の学び舎ミュージアム・ホール」でばんえい競馬のトークショーがありました。もともと、ホールの展示パネルとしてイラストを使用させていただきたい。とご丁寧に連絡をいただいていたので、あ、これはぜひ聞きに行かないと!と思っておりました。
JRA競馬博物館のミュージアム・ホールは、トークショーをやる場所としては「殿堂」に近いイメージを私は持っています。設備も立派だし、雨風にさらされず、ホールなので音響もばっちり!大きなモニターもあって、聴衆もMCも快適!こんな素敵な場所で「ばんえい競馬」のトークショーがやれるんだ!それも府中開催日で、宝塚記念もあってお客さんが多い日に!これは凄いことだなぁ!と感動しておりました。
本当は開場に合わせて余裕をもって行くつもりが、サザエさんのように財布を忘れて駅まで出てしまって、取りに帰るという失態をしてしまいまして…府中本町にたどり着けたのが開演15分前。
府中の直線は500m!と実況でもありますよね。そこからさらに7~800mほど離れた府中本町から…走りました。はい。全力で。グーグルマップさんは徒歩21分かかりますという距離を(実際にはショートカットすると1.5㎞はないはずです)10分で完走しまして5分前に到着!
なお、まだ行かれたことが無い方に宣伝です。JRAの競馬博物館は本当に素晴らしい施設です。競馬ファンなら一度は見学に訪れてみてください。楽しいですよ。今現在走っている名馬から過去の名馬まで、様々な展示物を見ることができますし、顕彰馬の美しい肖像画を見ることもできます。折々の特別展も楽しいので、遊びに行ってみてください。この日も多くの方が展示を楽しまれていました。
キレッキレトークと
キレッキレの末脚
MCの矢野さんは競馬ファンなら平地もばんえいも皆さんおなじみだと思います。「競馬と鉄道」という書籍でJRA馬事文化賞も受賞されていて、鉄道ファンにも親しまれているフリーアナウンサーです。ばんえい競馬は1980年代から観戦されていたということで、ばんえい競馬の成り立ちや歴史、ルール、現在活躍している馬や騎手について、流れるようにわかりやすく語ってくださいました。ばんえい競馬をまったく知らない聴衆を飽きさせることなく楽しませながら説明するというのはなかなかできることではなく、ばんえいを語らせたら唯一無二のお方だな…と思います。トークが始まると座席の後ろに立ち見ができるほど盛況でした。
今回は実際にパドックを見てレースを予想して、レース映像を見てみよう!趣向で、昨年の柏林賞の映像が使われていました。この日が柏林賞だったこともありますが、ばんえい記念を選ばなかったところがいいチョイスだなぁ!と感心しました。この日の夜に今年の同一レースもあるので、帰宅後興味をもって観戦していただくことができますし、4歳世代重賞なのでばんえい競馬の世代戦の説明(サラブレッドとちがって4歳まで世代戦がある)ことも説明できるし、なによりキングフェスタのレースぶりは派手なので、まさに「つかみはOK」なレースです。
ばんえい競馬を始めてみる人は?という質問に半分くらいの人が挙手をしていました。そして予想大会ということで結果を知っている方いますか?という質問で挙手した人は私を含めて2~3人。これなら参加型の予想大会が成り立ちます。ばんえい記念のイベントだと、熱心なばんえいファンが集まるので過去レースで模擬予想大会はまずできないんですが(笑)。
さて、MCの梅澤真理子さんも混じってのパドック解説と予想トーク。普通にこれからのレース予想のようで面白かったです。梅澤さんはまだばんえい競馬歴は2年とたっていないそうなのですが、良く勉強されていて矢野さんに負けず劣らずの予想を披露していました。
そしていざレース。
映像に歓声があがります。そして第2障害を下りた後のキレッキレのキングフェスタの末脚にホール全体が大いに沸きました。初めてばんえい競馬を見る人でもキングフェスタの末脚は通用するんです!きっと私はなぞのドヤ顔をしていたと思います。ほら、キングフェスタってすごいでしょ!って(笑)
いつも素敵なお土産と
重種馬模型
ばんえい十勝のイベントはいつも必ず何かお土産をくれます。今回はボールペン(私このボールペン4~5本持ってます)と…あれ?これ初めて見ました。かわいい!こんなオリジナルパッケージつくっていたんですね。リッキー君のプリッツ。HPのQRコードまで入っている。非売品なんだ…競馬場で販売してくれたらお土産に良いんですけれど。
トークショーの終わりに、今回のイベント主催者の方へパネル展示の御礼のご挨拶をさせていただきました。その折に、競馬博物館の職員の方とお話をする機会がありまして、重種模型がすばらしいですね!馬具もこんなに間近に観察することができて楽しいですとお話したところ、「この模型は人が乗れるように頑丈に作っているんですよ。ばん馬模型は馬体の幅が広いし鐙が無くて、不安定なので安全を考慮して実際に人を乗せることはできないのですが…」と教えていただけました。なるほど、HPを見たらサラブレッドの模型の方は騎乗体験ができるイベントをやっていました。
もっとも…帯広競馬場まで足を運べば実馬(フクスケ)に体験騎乗できるんですけどね!
ということで、大満足のトークショーでした。またやってくれないかなぁ! これを機会にばんえい競馬に興味を持ってくれる人が一人でも増えてくれるといいなと願っています。