2023年重賞戦記 8/13 ばんえいグランプリ~レビュー追記~

やっぱり強かったなぁ!
あと何回メムロボブサップ描くのかな…
いや、可愛いからいいんだけど

過去10年のデータから
人気・騎手・枠
ピックアップデータは「年齢」「前走人気」

■人気別 馬券圏内入着回数
1番人気:1着3回/2着2回/3着0回(着外5回)
2番人気:1着4回/2着3回/3着1回
3番人気:1着1回/2着2回/3着4回
4番人気:1着1回/2着3回/3着1回
5番人気:1着1回/2着0回/3着1回
6番人気:1着0回/2着0回/3着1回
7番人気:1着0回/2着0回/3着2回
1番人気が苦戦するレースです。しかし勝ち馬は5番人気、2着は4番人気まで。1番人気は丁か半かといった感じですが、上位人気馬が勝つイメージです。ただ、3着は7番人気まできていますので、三連単、三連複のヒモは手広く。といったところでしょうか。

■騎手:3着以上入着が3回以上の騎手をピックアップしてみました。
鈴木騎手 :1着2回/2着1回/3着2回
藤本騎手 :1着1回/2着3回/3着1回
西謙一騎手:1着1回/2着2回/3着3回
藤野騎手 :1着1回/2着1回/3着1回
鈴木騎手はオレノココロ、藤本騎手はコウシュハウンカイとのコンビの影響が大きいですが、名手が名馬の手綱を取れば、それは良績につながりますよね!…と前回の旭川記念でも書きました。いやこの2頭すごかったんですね。また、好成績なのは西謙一騎手。ゴーリキだけではなく、フジダイビクトリーで優勝、シンザンボーイで3着があります。鈴木騎手はミノルシャープ、西謙一騎手はメジロゴーリキ、藤野騎手はアオノブラックの手綱をとります。

■枠:馬券圏内に入着した回数を枠ごとに記載します

着/枠12345678910
1着2100
2着02100
3着010
10頭だて6回、9頭だて2回、8頭だて2回

レースの性質上この時期の古馬重賞としてはよく枠が埋まります。(人気上位7頭プラス賞金上位3頭です)まんべんなく来ているイメージがあります。古馬のこのクラスになってくると端への注文はあまり付かないのかも知れません。とはいえ、8枠の2着4回3着3回が気になります。今年はゴールドハンターが入りました。ヒモに一考、どうでしょうか。

■年齢
5歳馬:1着1回/2着2回/3着0回
6歳馬:1着4回/2着1回/3着3回
7歳馬:1着1回/2着1回/3着4回
8歳馬:1着1回/2着3回/3着2回
9歳馬:1着2回/2着2回/3着1回
10歳馬:1着1回/2着1回/3着0回

まんべんなくどの年齢からも入着馬がでているものの、6歳が好成績です。
今年は6歳馬はキョウエイリュウゴールドハンター。どちらも人気薄ですが…
そして9歳馬も思いの外健闘しています。ミノルシャープとメジロゴーリキは強い7歳馬に対抗できるでしょうか。

■前走上位人気馬
重賞成績や前走成績があまり直結しないグランプリ。だからこそ1番人気の半分が馬券圏外に飛ぶわけですが…
過去10年、グランプリ馬券圏内に入着した30頭のうち、
前走3着以内:17頭
直近の旭川記念3着以内:17頭

前走好走、直近重賞の上位入着の3着以内は、全入着馬の半分強という確率で、それほど強く押せる数字ではありません。

ただ、前走、3番人気以内の上位人気だった馬(実際の着順は問わず)だと26頭がグランプリで馬券圏内に来ています。8割の確率です。
オープン特別ならば勝ち負けする馬だ。とファンがジャッジするくらいの実績馬。ということなのだと思います。
…といっても、これはもう当たるも八卦当たらぬも八卦なデータのような気もしますが(笑)



ここはメムロボブサップとアオノブラックで仕方がないのかな…と。2番人気の方が結果が結果がいいこともあるので当日2番人気になるであろうアオノブラックに◎、相手はメムロボブサップです。10㎏アオノブラックの方が軽いですし。ただしアオノブラックは夏負けをする馬なので、パドックをよく見たいと思います。
この2頭の馬連で2倍つくんでしょうか(笑)?三連複でもこの2頭から入ったら相当安いと思います。
なので、保険の三連複の他にあえて3連単で頭をアオノブラック→メムロボブサップで、コマサンブラック、ミノルシャープ、ゴールドハンター(3頭とも前走3番人気以内)

…とここまでがあんまりあてにならないデータの予想で…

も・ち・ろ・ん!買うのはメジロゴーリキの単!…とゴーリキからの◎〇2強への馬連。メジロゴーリキとコマサンブラック、ミノルシャープ、ゴールドハンターのワイド。
そしてメジロゴーリキ1軸からのメムロボブサップ・アオノブラック・ミノルシャープの三連複ボックス(←旭川と全く一緒…)
相変わらず三連複とかワイドとかかなり日和ってはいますが…だってゴーリキさんで馬券当てたいんだもん…7歳馬強いんだもん(;_;))
でも前走のゴーリキさんは、ほとんどリハビリのようなレースに見えました。旭川記念で障害へそ曲げちゃったので、とにかく障害を修正しようと道中西騎手はものすごく気を使っていた印象があります。本番は重賞レース。きっと違うレースを見せてくれるのでは…と思って、いや、信じています。

今年ゴーリキさんを描くことができるんでしょうか?どうか1度でもいいから描けますように…。

レースデビュー

強いんだけど可愛いんですよねえ。
いつもと逆方向から
ふさふさのたてがみではなく
ふとましい首筋をどうぞ(笑)
少しあおり目のアングルなので鼻が短め…
これが三つ描いた中で一番似てるな~

 強かったですねえ。メムロボブサップ。ハンデもなんのその。他馬の付け入るスキが全くないです。
アオノブラックが第二障害で躓き、その立て直しに体力を使ったので最後止まってしまいました。
これはメムロボブサップに勝つためにハイペースを作り勝負をかけたため。勝ちに行ったからだと思います。ちなみに…藤野騎手が乗ってるときも競って第二障害で躓いたことはあるので、勝ちを狙って前に行けば誰が乗ってもリスクはある…と私は思っています。
 実際、阿部騎手もアオノブラックの速いペースに付き合って、第二障害のてっぺんでちょっと苦しかったと話していました。それをなお押し切って突き放すから強さが際立つのです。そしてハイペースを刻み、障害で躓きながらもアオノブラックはちゃんと着板にきているのですから、やっぱり強い馬だと思います。

 2着はゴールドハンター。2障害を降りてからキャンター出ました!800㎏曳いてキャンターが出るのは本当に強くなった、成長したな!と思った瞬間でした。もともとアオノブラックと同じお父さん。牝系も同じ(この二頭はお母さんが姉妹)ですから血統的には800㎏をこなしてもおかしくはないのです。一応前走三番人気以内というデータにも合致してくれました。最初のピックアップ5頭、馬連ボックスならば当たってます(笑)。そうは買えないんですけどね…

 そして3着は、最後までしぶとく歩けるインビクタ。しまいしっかり歩けるのは障害が上手だからだと思います。ゴールドハンターのような末脚はありませんが、障害で体力を消耗しすぎない分、最後確実に歩きます。今回早いペースで、馬場もそこそこ重く、重量は800㎏。各馬終盤きつかった中、堅実な歩きが3着をもぎ取りました。
 この馬は軽い馬場がいいとよく言われますが正確には違うと思っています。障害力が活きる展開と馬場がいいのだと思うのです。消耗戦の差し脚などはインビクタの真骨頂なのではないでしょうか。それでもかつては800㎏超えるとどうなのかなぁ…と思っていましたが、昨年の重賞勝ちから変わってきていて、ばんえい記念も最後まで曳き切っています。この馬も成長していて、今までの印象で馬券を買っていてはいけないなと思います。

 個体差が激しいのですが、ばん馬の成長曲線は5歳~6歳がピークの馬と7歳~8歳がピークの馬がいるんじゃないかなぁ…と個人的には思っています。若駒からずっと強い馬はそれこそトップofトップ。歴史的名馬クラスだと思うのです。実際、ばんえい記念にチャレンジする馬の多くは7歳からです。そう考えると、インビクタ、ゴールドハンターはまさに今、完成期をむかえつつあるのではないでしょうか。

 さて……ゴーリキさんのことですが…。
何度もレースを見直してみると(傷口に塩すりすり)、どうも道中折り合ってないようなんですよね。大事に乗ろうとして、刻んでいく中でどんどんやる気をなくしていって、第二障害ではもうやる気がなくて、下りてから周りがゴールしてるの見るとさらにやる気をなくして…最後は脚があがって止まるというよりゴネて止まっている…という風に見えました。1障害おりてからなんかモヤっとした印象だったのは、どんどん前進気勢が薄れて行っていたからなんだな。2障害手前の道中でバイキ(前に進めるために引っ張って2~3歩後退させること)かけていましたもの…。
 これが心の問題なのか体調から来るの問題なのか、モニターからは推測することはできませんが…。おじさんになってさらに気難しくなったのかなぁ…う~~~ん。どうも取り消してからの3戦が本来の行きっぷりじゃないので、体調かもしれないなぁ…。
 ちょっとお疲れなのかもしれません。だってね、ゴーリキさんは4~6月はトンと走らない馬だったのに今年度は4月~6月半ばまで3着、2着、2着、2着。これがそもそもおかしい(笑) その分、今疲れて拗ねてるのかもしれないなぁ…。寒くなるころに立て直してくれれば。きっと何とかしてくれると信じています。それまでは馬券の金額は控え目に。でもめげずに応援していきます。

レース結果